2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)前期
1 問9

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)前期 1 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

高圧電路に使用する機器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 柱上に用いる気中負荷開閉器( PAS )は、短絡電流の遮断に用いられる。
  • 真空遮断器( VCB )は、負荷時の電路の開閉に用いられる。
  • 真空電磁接触器( VMC )は、負荷電流の多頻度開閉に用いられる。
  • 電カヒューズ( PF )は、主に短絡電流の遮断に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.の気中負荷開閉器(PAS)は柱上に設置されることが多く、

役割としては高圧契約をしている需要家と電力会社との責任分界がわかるようになる事です。

開閉器としての装置であるので回路の切り離しはできますが、遮断器としての役割では使えません。

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02

気中負荷開閉器(PAS)では、過電流や地絡による遮断は可能ですが、
短絡電流は遮断できません。

PASの2次側で短絡した場合、SOという保護継電器が動作し、
1次側(電力側)が無電圧になったタイミングで遮断します。

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03

正解は、1 です。

気中負荷開閉器は、電路の開閉の際に生じるアークを空気で消弧させるものです。
空気の消弧性能は、真空やガスよりも低いため、気中負荷開閉器は短絡電流などの大きな事故電流の遮断ができません。

他の、2・3・4 は正しく述べています。

開閉器・遮断器・ヒューズを区別する際には、短絡等の事故電流の遮断が可能か・通常の負荷電流の開閉が可能か・それとも無負荷時のみ開閉できるか、といった能力に注目するとよいでしょう。

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