2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)前期
2 問31

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)前期 2 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

電車線路のトロリ線に要求される性能に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 抵抗率が高い。
  • 耐熱性に優れている。
  • 耐摩耗性に優れている。
  • 引張り強度が大きい。

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この過去問の解説 (3件)

01

電車線路におけるトロリ線は架空線路から電車のパンタグラフを通して電力を供給する役割を持ちます。
よって耐熱や耐摩擦の強度は勿論、トロリ線の高度が下がらないように引張り強度も求められます。
また、電車の動力になりますので電気の効率が下がらないように電気抵抗を抑えなければいけません。
このことから
【1】抵抗率が高い。
が不適当であるといえます。

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02

トロリ線は電車線路に沿って敷設され、
主に電気鉄道車両上部のパンタグラフにトロリ線が接触し給電されています。
そのことから耐摩耗性と、高い引張強度が要求され、
大電流を流すことから抵抗率は小さく、
耐熱性が良いことが性能として求められます。



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03

トロリ線とは、電車に電力を供給するための架空線であり、パンタグラフ等の集電装置を通して給電します。

そのため集電装置との接触による摩耗や摩擦熱への耐性が求められるほか、できる限り たるみ が無いように敷設するために十分な大きさの引張強度が求められます。

また抵抗による損失を減らすために、抵抗率は低いことが望まれます。

よって、正解は、1 です。

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