2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)前期
6 問62

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)前期 6 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

漏電による感電の防止に関する次の記述のうち、[   ]に当てはまる語句の組合せとして、「労働安全衛生法」上、正しいものはどれか。

「電動機械器具で[ ア ]が[ イ ]をこえる移動式のものが接続される電路には、確実に作動する感電防止用漏電しゃ断装置を接続しなければならない。」
  • [ ア ]使用電圧  [ イ ]100V
  • [ ア ]使用電圧  [ イ ]200V
  • [ ア ]対地電圧  [ イ ]150V
  • [ ア ]対地電圧  [ イ ]300V

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3.です。

電動機械器具で対地電圧が 150V をこえる移動式のものが接続される電路には、確実に作動する感電防止用漏電しゃ断装置を接続しなければなりません。

対地電圧とは、電線 - 大地間の電圧のことです。
例えば、単相3線式なら、対地電圧 100V(間違えやすいので、覚えておきましょう)、三相3線式なら、対地電圧 200V になります。
一般的には、工場や大規模なビルは三相3線式なので、感電防止用漏電しゃ断装置を接続しなければなりません。

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02

労働安全衛生規則の第二編では、電気による危険の防止が定められており、
第三百三十三条に漏電による感電の防止の記載があります。
その中では、
電動機械器具で対地電圧が150Vをこえる移動式のものが接続される電路には、
確実に作動する感電防止用漏電しゃ断装置を接続しなければならない。
と記載されているため、設問3.が正解となります。

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03

正解は、3 です。

労働安全衛生法では、対地電圧が150Vを越える移動式の器具が接続される電路・湿潤している場所や導電性の高い場所で使用する器具が接続される電路には、漏電による感電を防止するために漏電しゃ断器を接続しなければならない、と規定されています。

一方、電気設備技術基準では、金属製外箱を有する使用電圧が60Vを越える低圧の機械器具で、容易に触れる恐れのある場所に設置するものには、漏電しゃ断器を設けなければならない、と規定されています。

実際に設置する場所や器具、電圧により、関係する法令が異なってくるため注意が必要です。

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