2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
1 問10

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 1 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

配電系統におけるループ方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 幹線を環状にし、電力を2方向より供給する方式である。
  • 需要密度の低い地域に適している。
  • 常時開路方式と常時閉路方式がある。
  • 事故時にその区間を切り離すことにより、他の健全区間に供給できる。

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この過去問の解説 (3件)

01

ループ方式とは、幹線を環状に接続し2方向から電力を供給する方式のことです。
こうすることで片方の幹線からの送電が停止しても別方向からの供給を続けることができます。
また事故等で一部の区間を切り離しても他の健全区間への供給を継続できるなど、安定性・信頼性が向上します。
一方、2方向からの給電を行うために電気設備が増えるので、初期費用や維持費用が大きくなってしまうデメリットがあります。

そのため、需要密度の高い地域、停電障害を避けたい都市中心部などへの配電系統に採用されています。

なお、2つの系統をつなぐ結合開閉器の使い方として、「常時:開」で「事故時:閉」とする常時開路方式と、「常時:閉」で「事故時:開」とする常時閉路方式があります。

よって、「需要密度の低い地域に適している」とある、2 が不適当です。

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02

1.正しいです。
幹線を環状にし、電力を2方向より供給する方式です。1つの幹線が停電しても、もう1つの幹線で対応できます。よって、無停電が可能です。

2.誤っています。
需要密度の高い地域に適しています。波及事故を防げるからです。

3.正しいです。
記載の通りです。常時開路方式と常時閉路方式があります。

4.正しいです。
事故時にその区間を切り離すことにより、他の健全区間に供給できます。

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03

正解は 2 です。

1.幹線を環状にし、電力を2方向より供給する方式です。○です。

2.需要密度の高い地域に適しています。したがって記述は不適当です。

3.常時開路方式と常時閉路方式があります。○です。

4.事故時にその区間を切り離すことにより、他の健全区間に供給できます。○です。

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