2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
1 問9
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 1 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
送配電設備における力率改善の効果に関する記述として、不適当なものはどれか。
- 配電容量に余裕ができる。
- 系統の電圧変動を抑制できる。
- 短絡電流を軽減できる。
- 送電損失を軽減できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
電動機や変圧器などの誘導性負荷は、電圧に対する電流の位相を遅れさせます。
位相が遅れるということは力率が悪くなるということで、電流値は大きくなり、電流増加による電圧降下も大きくなります。
負荷と並列にコンデンサ等の静電性負荷を接続することにより、位相の遅れを打ち消す進み電流を生じさせ力率の改善ができます。
これにより遅れ電流が減少し、配電容量に余裕ができ、電圧降下による送電損失が軽減します。
また系統の電圧変動は、誘導性負荷により引き起こされることが多いため、電圧変動も抑制できます。
ですから、1・2・4 は正しく述べています。
しかし力率を改善することは、短絡電流の軽減には関係しません。
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02
配電容量に余裕ができます。
2.正しいです。
記載の通りです。系統の電圧変動を抑制できます。
3.誤っています。
短絡電流と力率改善は関係ありません。
4.正しいです。
送電損失を軽減でき、また、電圧降下も軽減できます。
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03
1.配電容量に余裕ができます。○です。
2.系統の電圧変動を抑制できます。○です。
3.短絡電流を軽減できるとはいえません。したがって記述は不適当です。
4.送電損失を軽減できます。○です。
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