2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
3 問35

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 3 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

水準測量の誤差に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 往復の測定を行い、その往復差が許容範囲を超えた場合は再度測定する。
  • 標尺が鉛直に立てられない場合は、標尺の読みは正しい値より小さくなる。
  • レベルの視準線誤差は、後視と前視の視準距離を等しくすれば小さくなる。
  • 標尺の零点目盛誤差は、レベルの据付け回数を偶数回にすれば小さくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

不適当なのは、2 です。

直角三角形でイメージしてみます。

地面に対して、水平と垂直に直角に交わる線分と、それぞれの端を結んだ線分からなる直角三角形を描きます。
この場合、斜辺の長さは、必ず垂直の辺よりも大きくなります。

そして、斜辺にあたるのが「標尺を鉛直に立てていない状態」、垂直の辺にあたるのが「標尺が鉛直に立てられた状態」です。

よって、標尺が鉛直に立てていない場合、標尺の読みは正しい値より大きくなります。

他の、1・3・4 は正しく述べています。

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02

正解は 2 です。

1.往復の測定を行い、その往復差が許容範囲を超えた場合は再度測定します。誤差の大きな測定になってしまったためです。○です。

2.標尺が鉛直に立てられない場合は、標尺の読みは正しい値より大きくなります。したがって、不適当な記述です。
標尺を傾けて一番小さくなる値を読み取れば正しい値になります。

3.レベルの視準線誤差は、後視と前視の視準距離を等しくすれば小さくなります。○です。

4.標尺の零点目盛誤差は、レベルの据付け回数を偶数回にすれば小さくなります。○です。
据え付け回数を偶数にすればこの誤差が相殺されます。

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03

2 . 「標尺が鉛直に立てられない場合は、標尺の読みは正しい値より小さくなる。」が不適当です。
→評尺の読みが小さいと正しい値になるので、鉛直に立てられないということは正しい値が出せなくなります。


1 . 往復の測定を行い、その往復差が許容範囲を超えた場合は再度測定する。
→往復差が許容範囲を超えた場合は、再度測定します。

3 . レベルの視準線誤差は、後視と前視の視準距離を等しくすれば小さくなる。
→記載の通りです。

4 . 標尺の零点目盛誤差は、レベルの据付け回数を偶数回にすれば小さくなる。
→レベルの据付け回数を偶数回にすれば小さくなります。

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