2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
2 問13
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 2 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
火力発電に用いられるタービン発電機に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 水車発電機に比べて、回転速度が速い。
- 大容量機では、水素冷却方式が採用される。
- 単機容量が増せば、発電機の効率は良くなる。
- 回転子は、突極形が採用される。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「回転子は、突極形が採用される。」です。
水車発電機に比べて、回転速度が速い。 → 適当です。
タービン発電機は「(120×商用周波数)/発電機の極数」で求められます。
よって極数2では、50[Hz]で3,000[min-1]、60[Hz]で3,600[min-1]となります。
水車発電機の回転速度は、6極で高くても1,000[min-1]程度です。
大容量機では、水素冷却方式が採用される。 → 適当です。
タービン発電機は高速で大容量の発電機のため、冷却は水素冷却方式が採用されています。
単機容量が増せば、発電機の効率は良くなる。 → 適当です。
単機容量が増すと、高い熱効率が得られ、発電機効率は良くなります。
回転子は、突極形が採用される。 → 不適当です。
タービン発電機は容量が大きく回転数も高いので、横軸の回転界磁形円筒回転子が用いられます。
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02
正解は、「回転子は、突極形が採用される。」 です。
電動機の回転子には、巻線を配置するためのスロットが飛び出している突極形と、回転子の溝に埋め込まれている非突極形があります。
突極型は、軸方向の長さを短くできますが、回転の際の風損や騒音が大きくなる欠点があります。
非突極型は、軸方向が長くなるものの、風損や騒音が少なく高速で回転するものに適しています。
火力発電のタービンは回転数が速いため、非突極形が採用されます。
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03
正解は「回転子は、突極形が採用される。」です。
適当です。
火力発電の方が回転子が小さいので、水車発電機に比べて、回転速度が速いです。
適当です。
記載の通り、大容量機では水素冷却方式が採用されます。
適当です。
単機容量が増せば、発電機の効率は良くなります。
不適当です。
回転子に突極形が採用されるのは、水力発電です。
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