2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
2 問14
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 2 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
変電所の変圧器騒音の低減対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 変圧器の鉄心の断面積を小さくして、磁束密度を大きくする。
- 変圧器の鉄心材料に磁気ひずみの小さいけい素鋼板を採用する。
- 変圧器を変電所敷地境界からできるだけ遠ざけた配置とする。
- 変圧器に防音タンク構造を採用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
これは鉄心に磁界が通ることで、鉄心が伸縮振動を起こすというものです。
騒音対策として、磁気ひずみの小さい材料を鉄心に使うこと、変圧器自体を防音タンクに収納すること、変電所敷地内で外部へ騒音が届きにくい場所に変圧器を置くこと、が行なわれています。
しかし、磁束密度を大きくすれば、かえって磁気ひずみは大きくなり、騒音が大きくなります。
よって、不適当なのは、1 です。
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02
1 .変圧器の鉄心の断面積を小さくして、磁束密度を大きくする。 → 不適当です。
変圧器騒音の低減対策として、鉄心の磁束密度を低くして、磁気ひずみを抑制することが効果的です。
2 .変圧器の鉄心材料に磁気ひずみの小さいけい素鋼板を採用する。 → 適当です。
変圧器騒音の低減対策として、鉄心の磁気ひずみによる振動騒音を防ぐため、高磁束密度けい素鋼板を採用することは効果的です。
3 .変圧器を変電所敷地境界からできるだけ遠ざけた配置とする。 → 適当です。
変圧器騒音の低減対策として、変電所の境界から離れたところに変圧器を設置することは効果的です。
4 .変圧器に防音タンク構造を採用する。 → 適当です。
変圧器騒音の低減対策として、コンクリート防音建物、防音タンク構造を採用することは効果的です。
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03
変圧器の鉄心の断面積を小さくして、磁束密度を大きくしても、騒音の低減対策にはつながりません。
2.適当です。
記載の通りです。変圧器の鉄心材料に磁気ひずみの小さいけい素鋼板を採用します。
3.適当です。
変圧器を変電所敷地境界からできるだけ遠ざけた配置にします。
4.適当です。
変圧器に防音タンク構造を採用することで、外に騒音が漏れなくなります。
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