2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
5 問42
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 5 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
金属管配線に関する記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
- 金属管配線には、絶縁電線(IV)を使用した。
- 金属管のこう長が、30mを超えないように、途中にプルボックスを設置した。
- 金属管の太さが31mmの管の内側の曲げ半径を、管内径の6倍以上とした。
- 強電流回路の電線と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるので、金属製の隔壁にD種接地工事を施した。
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この過去問の解説 (3件)
01
強電流と弱電流回路の電線をボックスに収めるのに、設置工事が必要です。
また、その接地工事はC種接地工事を施すこととなっております。
したがって、D種接地工事では、同一ボックス内に収めることができないとなります。
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02
金属管配線に関する工事からの出題です。
〇 正しいです。
金属管配線には、絶縁電線を用いますが、屋外用ビニル電線(OW)以外の絶縁電線です。IV 電線は、600 V ビニル絶縁電線ですので、使用できます。
〇 正しいです。
内線規程では、次の場合に、プルボックスを設けることとしています。
➀ 配管こう長が、30 m を超える場合。
② 曲線が多い場合で、3 箇所を超える直角か、これに近い屈曲を設けないようにします。
③ 垂直配管を中間で支持する場合。
④ 電線の接続、分岐接続を行なう場合。
〇 正しいです。
金属管の曲げ半径は、管内径の6倍以上とします。このとき、3 箇所を超える直角か、これに近い屈曲を設けないようにします。
管の太さが 25 mm以下の場合では、管内径が大きく変形せず、ひび割れが起らない範囲で、曲げ半径を小さくできます。
問題の管の太さは、31 mmですので、曲げ半径は、管内径の6倍以上です。
× 誤りです。
低圧配線の電線(強電流配線)と弱電流配線をボックス内に施設する場合には、それぞれの配線を別個の金属配管工事を行い、次の装置を講じます。
・強電流配線と弱電流配線の間に堅ろうな隔壁を設けます。
・金属部分には、C種接地工事を施します。
(「電技解釈」第167条)
したがって、金属製の隔壁にD種接地工事は誤りで、C種接地工事としなければなりません。
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03
1.適当です。
金属管配線には、絶縁電線(IV)を使用します。
2.適当です。
金属管のこう長が30mを超えないように、途中にプルボックスを設置します。また、金属配管の支持間隔は2m以内とします。
3.適当です。
記載の通りです。
4.不適当です。
強電流回路の電線と弱電流回路の電線は同一ボックスには収める場合は、隔壁で分離します。C種接地工事を施します。
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