2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
5 問50

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 5 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

高圧引込みケーブルの絶縁性能の試験(絶縁耐力試験)における交流の試験電圧として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。
  • 最大使用電圧の1.5倍
  • 最大使用電圧の2倍
  • 公称電圧の1.5倍
  • 公称電圧の2倍

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この過去問の解説 (3件)

01

適当なものは 1 . 最大使用電圧の1.5倍 となります。

①7000V以下のもの:最大使用電圧の1.5倍の電圧
②7000Vを超え15000V以下の中性点接地方式のもの:最大使用電圧の0.92倍の電圧
③7000Vを超え60000V以下のもの:最大使用電圧の1.25倍の電圧
ただし、10500V未満となる場合は、10500Vとなります。

つまり、高圧となると、①に該当しますので 
正解は 1 . 最大使用電圧の1.5倍 となります。

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02

正解は1.です。

高圧の場合は、最大使用電圧の1.5倍になります。

また、特別高圧の場合は、最大使用電圧の1.25倍になります。

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03

絶縁耐力試験は、高圧および特別高圧の電路や機器に、規定の電圧を規定の時間まで加え続け、異常の有無をを確認する試験です。

試験電圧・試験方法等は、「電技解釈」第15条と第16条に規定されています。

電線にケーブルを使用する交流電路の場合に、絶縁耐力試験の試験電圧の2倍の直流電圧を連続10分間加えて絶縁耐力試験し、合格すれば、第15条の試験は免除するとしています。

問題では、交流の試験電圧としているため、「電技解釈」第15条の規定で絶縁耐力試験を行います。

高圧および特別高圧の電路での試験は次のようになっています。

―――――――――――――――――――――――――――――――

種類       最大使用電圧   試験電圧

―――――――――――――――――――――――――――――――

高圧および    7000 V 以下   最大使用電圧の1.5倍の電圧

特別高圧の電路  7000 Vを超え  最大使用電圧の1.25倍の電圧

         60000 V以下

―――――――――――――――――――――――――――――――

「電技解釈」第15条では、60000Vを超えたとき、150000Vを超える場合の規定もありますが、問題ではそこまでの高圧ではないので、省略します。

選択肢1. 最大使用電圧の1.5倍

〇 正解です。

選択肢2. 最大使用電圧の2倍

× 誤りです。

選択肢3. 公称電圧の1.5倍

× 誤りです。

選択肢4. 公称電圧の2倍

× 誤りです。

まとめ

試験方法は、心線相互間および心線と大地間に連続10分間試験電圧を加えます。

絶縁耐力試験には、回転機、変圧器、開閉器や遮断器などの器具についても規定されていますが、ここでの紹介は省略します。

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