2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
1 問2

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 1 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す磁極間に置いた導体に電流を流したとき、導体に働く力の方向として、正しいものはどれか。
ただし、電流は紙面の表から裏へと向かう方向に流れるものとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

フレミングの左手の法則を使って、力の働く方向を確かめます。

左手の3本の指を直角に立てた状態で、中指(電流)・人差し指(磁界)・親指(力)が、それぞれ指元から指先に向けて力の向きを示します。

この問題では、電流は問題用紙の表面から裏面に向かうため、自分から紙の方向に中指の先を向けることになります。

続いて、磁界はNからSに向かうため、紙面の右から左方向に人差し指を向けます。

すると、親指は紙面の上方向に指先を向けた状態になる筈です。

つまり力の働く方向は、上向き:aとなります。
よって、正解は、1 です。

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02

正しいものは  1 . a となります。

導体に働く力の方向を調べる場合には
フレミングの左手の法則を使用します。
磁場内において電流が流れる導体に力が発生する現象(ローレンツ力)の
それぞれの向きの関係を示す方法である。

親指  : 導体にかかる力
人差指 : 磁界の方向
中指  : 電流の流れる方向

となり、それぞれの方向に指を指すと導体にかかる力の方向を
示すことができます。

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03

磁界の中に導体を置いて、電流を流すと、導体に力が生じ、これが電磁力です。

磁界の方向、電流の方向、電磁力の方向は、フレミングの左手の法則で、それらの方向が表せます

磁界の方向は、人差し指、電流の方向は、中指、電磁力の方向は、親指で表せます。

問題図では、磁界はNからSの方向に流れ、電流は紙面の表側から裏側に流れます。これにフレミングの左手の法則の法則を当てはめます。

結果、親指は、 a の方向を向きますので、電磁力は a の方向に働きます。

選択肢1. a

〇 正解です。

選択肢2. b

× 誤りです。

選択肢3. c

× 誤りです。

選択肢4. d

× 誤りです。

まとめ

<参考>

フレミングの左手の法則と間違いやすいのが、フレミングの右手の法則です。

磁界中にある導体を動かすと、起電力が発生するという関係を、右手の指で表したものが、フレミングの右手の法則です。

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