2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
2 問19
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 2 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の機器のうち、一般に配電線に電圧フリッカを発生させないものはどれか。
- 蛍光灯
- アーク炉
- スポット溶接機
- プレス機
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
大容量負荷をオンオフさせると、短時間に電圧変動が生じ、これによりフリッカが発生します。
アーク炉、スポット溶接機、プレス機はフリッカの原因となるので、不正解です。
参考になった数26
この解説の修正を提案する
02
そして負荷の容量が大きく、オン・オフ時の消費電力の差が大きく、スイッチングが瞬間的になればなるほど、電圧フリッカは生じやすくなります。
ですからアーク炉・スポット溶接機・プレス機のような大電力で動き、オン・オフが素早く変わるものは原因となります。
それに対して、蛍光灯のような小電力で安定して電力を消費するものは、あまり電力フリッカの原因とはなりません。
ですから正解は 1 となります。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
03
フリッカ現象は、配電線の負荷が急変したときに負荷電流が起こす電圧降下の大きさが変わることによる電圧変動現象が、短時間に頻繁に繰り返される現象です。
フリッカの発生源は、製鉄用圧延機、大型アーク炉、スポット溶接機などがあります。
〇 配電線に電圧フリッカを発生させない。
蛍光灯の負荷変化は小さいので、電線路に電圧変動を起こす要因はありません。
蛍光灯がちらつくフリッカが起こるのは、電線路に負荷変動の大きな装置が使用されているためです。
× 配電線に電圧フリッカを発生さる。
数サイクル~数秒間の大きな負荷負荷変動の繰り返しにより、配電線に電圧フリッカを発生させます。
× 配電線に電圧フリッカを発生さる。
溶接時の電流が大きく、1秒間に10回近くの繰り返し負荷変動により、配電線に電圧フリッカを発生させます。
× 配電線に電圧フリッカを発生さる。
負荷が大きな装置で、数台のプレス機が数秒~数分の繰り返しの負荷変動により、配電線に電圧フリッカを発生させます。
<参考>
フリッカ対策として、次のことが挙げられます。
・フリッカを発生させる側に、静止型無効電力補償装置を設置します。
・負荷と並列に飽和リアクトルを設置し、電圧変化を吸収します。
・アーク炉などで直流の物を使います。
・電源救急の電線のサイズアップを図り、インピーダンスを低減します。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問18)へ
令和元年度(2019年)後期問題一覧
次の問題(問20)へ