2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
3 問37
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 3 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄道線路のカントに関する記述として、不適当なものはどれか。
- カントは、曲線を通過する車両の外方向への転倒を防止するものである。
- 運行速度が同じであれば、曲線半径が小さいほどカントは大きい。
- 曲線半径が同じであれば、運行速度が速いほどカントは大きい。
- カントは、左右レールの水平軸に対する傾斜角で表される。
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この過去問の解説 (3件)
01
遠心力は、速度が速く、回転半径が小さいほど、大きく働きます。
同じ条件であれば、曲線半径が小さい(カーブがきつい)、もしくは運行速度が速い、ほどカントを大きくする必要があります。
そしてカントは角度ではなく、左右のレールの高さの差で表します。
よって、4 の記述が不適当です。
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02
カントは、左右レールの傾斜角ではなく、左右レールの高低差になります。
カントは、曲線で外側に働く遠心力の対処方法の為、1番は適当です。
曲線半径が小さい程、カントは大きくなる為、2番は適当です。
運行速度が速い程、カントは大きくなる為、3番は適当です。
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03
鉄道線路のカントに関する問題です。
〇 正解です。
列車が曲線部を通りときに、曲線の外側に遠心力が働き、列車が転覆するのを防止するために、外側のレールを内側のレールより高くし、その高低差をカントといいます。
〇 正解です。
遠心力は、速度の二乗に比例し、半径に反比例するため、半径が小さくなると、遠心力が大きくなります。そのため、カントは大きくする必要がります。
〇 正解です。
速度が速いほど遠心力が大きくなりますから、カントも大きくしなければなりません。
× 誤りです。
カントは、左右レールの水平軸の高さの差で表されます。
<参考>
日本の鉄道では、カントの最大値は、一般に105 mmとされています。
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