2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
5 問42

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 5 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

低圧屋内配線に関する記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
  • 金属管配線を、点検できない水気のある場所に施設した。
  • ライティングダクトの金属製部分(導体を除く)に、D 種接地工事を施した。
  • 金属ダクト配線に、絶縁電線( IV )を使用した。
  • 合成樹脂管配線に CD管のみを用いて、二重天井内に施設した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

金属管・合成樹脂管・ダクト等を用いた配線工事に関する内線規定は「安全の確保」を目的としています。

CD管は、合成樹脂可とう電線管の一種ですが、コンクリート埋設用であり自己消火性がありません。
つまり火災に弱く、万一の漏電火災の際の危険が大きくなります。
(同じ合成樹脂電線管でも、PF管は自己消火性があります。)

二重天井内という点検が困難な場所に設置する場合、CD管を使うのは不適切です。
よって 4 が不適当です。

参考になった数30

02

低圧屋内配線に関する問題です。

選択肢1. 金属管配線を、点検できない水気のある場所に施設した。

〇 正解です。

金属配管工事は、展開した場所、点検できる隠ぺい場所、点検できない隠ぺい場所のなかで、乾燥した場所でも湿気が多く水気がある場所でも、施工が可能です。

(「電技解釈」第156条)

選択肢2. ライティングダクトの金属製部分(導体を除く)に、D 種接地工事を施した。

〇 正解です。

ライティングダクトには、D種接地工事をしなくてはいけません。

(「電技解釈」第165条)

なお、対地電圧が 150 V 以下で、ダクトの長さが 4 m 以下であれば接地工事を省略できますが、低圧屋内工事とあるため、省略条件には当てはまりません。

選択肢3. 金属ダクト配線に、絶縁電線( IV )を使用した。

〇 正解です。

金属ダクトの配線は、絶縁配線(屋外用ビニル絶縁電線を除きます)であればよいので、IV線(600V ビニル絶縁電線)は使用ができます。

(「電技解釈」第162条)

選択肢4. 合成樹脂管配線に CD管のみを用いて、二重天井内に施設した。

× 誤りです。

合成樹脂管工事で、CD配管を屋内で使用する場合は、専用の不燃性か自消性のある難燃性の管かダクトに入れて施設する必要がります。

したがって、CD管のみでの工事は、誤りです。

(「電技解釈」第158条)

参考になった数16

03

不適当は4番です。
二重天井内の施設には、CD管ではなく、PF管を使用します。

金属管は、点検出来ない水気のある場所に施設出来る為、1番は適当です。

ライティングダクトの金属部にはD種接地を施す為、2番は正しいです。

金属ダクトにはIV線を使用出来る為、3番は正しいです。

参考になった数12