2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
1 問10
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 1 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
高圧配電線路の電圧調整に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 配電用変電所の負荷時電圧調整器による電圧の調整
- 柱上変圧器の一次側タップ調整による電圧の調整
- 配電線路の途中に三相昇圧器を設置することによる電圧の調整
- 配電線路の途中に柱上開閉器を設置することによる電圧の調整
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この過去問の解説 (3件)
01
→開閉器で電圧調整は行いません。
1 . 配電用変電所の負荷時電圧調整器による電圧の調整
→電圧調整器ですので電圧調整を行います。
2 . 柱上変圧器の一次側タップ調整による電圧の調整
→タップ調整により電圧調整が可能です。
3 . 配電線路の途中に三相昇圧器を設置することによる電圧の調整
→昇圧器により電圧調整が可能です。
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02
負荷時電圧調整器、柱上変圧器、三相昇圧器は電圧調整が可能な機器です。
本問題は、不適当な選択肢を選ぶ問題です。
選択肢については、以下の通りです。
1→問題文の通りなので、不適当ではありません。
2→タップは変圧比を変更できるものなので、タップを調整することで電圧調整が可能です。つまり、不適当ではありません。
3→問題文の通りなので、不適当ではありません。
4→開閉器は、電圧の調整ではなく電路の遮断を行う機器です。つまり、不適当なので、これが正解です。
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03
高圧配電線路の電圧調整に関する問題です。
電力系統では、負荷変動や力率変動などで系統の電圧が変動することがあります。そのための電圧調整は、電力系統の需要家への電圧値の調整と電力損失をなくすために行います。
電圧調整は、変電所で行う者と、配電系統で行うものとがあります。
〇 正解です。
配電線では、変電所で電圧調整しますが、配電線が長く電圧降下が大きいときは、線路用の電圧調整器が使われます。電圧調整器は、変電所出口から末端までのn配電線の途中に設置され、1台で足りないときは、複数台設置されます。
〇 正解です。
変圧比が一定のときには、高圧配電線の末端になるほど、変圧器の二次電圧が低くなります。柱上変圧器の一次側に、数個のタップを用意して、電圧降下に見合ったタップの選定によって、二次電圧を調整します。
〇 正解です。
配電線が長く負荷の端子電圧が低くなる時には、配電線路に昇圧器を設置することで、電圧調整が効果的にできます。
× 誤りです。
柱上開閉器は、配電線の補修などで作業を行うときに、事故から切り離すために使用します。
したがって、電圧調整とは関係がありません。
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