2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
2 問18
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 2 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
送電線路の線路定数に関する次の記述のうち、( )に当てはまる語句として、適当なものはどれか。
「送電線路は、抵抗、インダクタンス、( )、漏れコンダクタンスの4つの定数をもつ連続した電気回路とすることができる。」
「送電線路は、抵抗、インダクタンス、( )、漏れコンダクタンスの4つの定数をもつ連続した電気回路とすることができる。」
- アドミタンス
- インピーダンス
- 静電容量
- 漏れ電流
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
送電線の抵抗、インダクタンス、静電容量、漏れコンダクタンス、この4つの定数のことを線路定数といいます。
電線の電気的特性を決定するための定数で、送電電圧、電流、力率、気象条件などによって値が左右されることはなく、常に一定となります。
1 .アドミタンス→不適切です。線路定数には含まれません。
アドミタンスとは、インピーダンスの逆数で、電流の流れやすさを表します。
2 .インピーダンス→不適切です。線路定数には含まれません。
インピーダンスは抵抗(レジスタンス)と、コイルやコンデンサの作る抵抗成分(リアクタンス)を合成したもので、電流の流れにくさを表します。
3 .静電容量→適切です。線路定数のひとつです。
コンデンサなどにおいて絶縁された導体間に蓄えられる電荷の量を意味します。
4 .漏れ電流→不適切です。線路定数には含まれません。
漏れ電流とは電路以外に流れる電流のことです。
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02
1. アドミタンス → 不適当です。
アドミタンスとは抵抗の逆数のことで、電流の流れやすさを表します。
2. インピーダンス → 不適当です。
インピーダンスとは電圧と電流の比で抵抗とリアクタンスで構成されます。電流の流れにくさを表します。
3. 静電容量 → 適当です。
静電容量とはコンデンサ等でどれだけの電荷が蓄えられるかの量を表します。
線路においてはケーブルの各導体間、ケーブルと大地間がコンデンサと同じ作用を起こし、線路定数となります。
4. 漏れ電流 → 不適当です。
漏れ電流とは本来流れてはいけない場所に電流が流れることをいいます。
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03
線路定数は、電線の種類や太さ、配置などから決定する定数です。
その線路定数は、下記の4つがあります。
・抵抗
・インダクタンス
・静電容量
・漏れコンダクタンス
選択肢については、以下の通りです。
1→誤りです。
アドミタンスは、インピーダンスの逆数で、電流の流れやすさを表しています。
2→誤りです。
インピーダンスは、交流における抵抗を表したもので、電流の流れにくさを意味しています。
3→正解です。
静電容量は、絶縁された導体間において、電荷を蓄える能力のことです。絶縁された導体の例としては、コンデンサが挙げられます。
4→誤りです。
漏れ電流とは、本来であれば流れない電流であり、電路以外に流れる電流です。
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