2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
2 問17

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 2 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すがいしの名称として、適当なものはどれか。
問題文の画像
  • 耐霧がいし
  • 長幹がいし
  • 高圧ピンがいし
  • ラインポストがいし

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

がいしとは、電線と電柱との間で漏電が起こらないよう絶縁すると同時に、電線が風で外れぬよう支持するために使用します。

1 .耐霧がいし→不適当です。
海岸や工場地帯で、塩分やほこりと湿気でがいしの絶縁が低下し、フラッシオーバ事故が起きないよう、ひだの深いがいしを使用します。

2 .長幹がいし→不適当です。
長幹がいしは、中実の笠付磁器棒の両端に連結用金具を接着したがいしです。ひだが浅く雨洗効果が大きく、塩害対策地域で使用すると効果があります。

3 .高圧ピンがいし→適当です。
金属棒(ピン)の上に傘状の絶縁体磁器が装着されており、絶縁体の上部に溝がある構造です。

4 .ラインポストがいし→不適当です。
鉄構や床面に垂直に固定する構造になっていて、長幹がいしと同様の中実の磁器体が用いられ、頭部に電線を固定する金具が付いた構造になっています。

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02

正解は3です。

電柱や送電鉄塔に電線がとおっていますが、その電線を電柱や送電鉄塔に電気を漏らさずに支えているものをがいしといいます。

1. 耐霧がいし → 不適当です。
耐霧がいしは粉塵や塩分が付着し難いようにひだの深い形状をしています。

2. 長幹がいし → 不適当です。
長幹がいしは中実の笠付磁器棒の両端に連結金具を装着したがいしです。

3. 高圧ピンがいし → 適当です。
高圧ピンがいしは高圧配電線を支持に用いられ配電線を支持できるように溝があります。

4. ラインポストがいし → 不適当です。
ラインポストがいしは中実の笠付磁器棒の片端に固定金具を装着したがいしです。

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03

正解は3です。

碍子(がいし)は、電線と支持物を絶縁するためのものです。

選択肢については、以下の通りです。

1→誤りです。
耐霧がいしは、ひだを深くすることで、漏れ電流を防いでいます。

2→誤りです。
長幹がいしは、中実の磁器棒の両端に連結金具が付いています。また、用途により複数個を連結して使用します。

3→正しいです。
高圧ピンがいしは、ピンがいしの中の高圧用がいしです。高圧配電線の支持に用いられます。

4→誤りです。
ラインポストがいしは、多数のがいしを接続しておらず、一体化した円柱状のがいしです。

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