2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
2 問24
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 2 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
高圧受電設備に用いられる高圧限流ヒューズの種類として「日本産業規格( JIS )」上、誤っているものはどれか。
- C(リアクトル付きコンデンサ用)
- G(一般用)
- M(電動機用)
- T(変圧器用)
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この過去問の解説 (3件)
01
高圧限流ヒューズとは、高圧回路の短絡電流を限流作用により抑制するものです。
日本産業規格における高圧限流ヒューズの分類を下記に示します。
種類G:一般用ヒューズ
種類T:変圧器用ヒューズ
種類M:電動機用ヒューズ
種類C:リアクトルなしコンデンサ用ヒューズ
種類LC:リアクトル付きコンデンサ用ヒューズ
本問題は、誤った選択肢を選ぶ問題です。
選択肢については、以下の通りです。
1→Cはリアクトルありではなく、リアクトルなしです。つまり、誤りなので、これが正解です。
2→G(一般用)は、正しいです。
3→M(電動機用)は、正しいです。
4→T(変圧器用)は、正しいです。
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02
高圧限流ヒューズとは高圧回路の短絡電流遮断用のヒューズです。
このヒューズはPF・CB形またはPF・CB形の受電方式で短絡保護用として用いられるが、それを選定するうえで、変圧器の励磁突入電流、コンデンサの突入電流、電動機の始動電流で劣化しないよう下記の種類があります。
G:一般用ヒューズ
T:変圧器用ヒューズ
M:電動機用ヒューズ
C:コンデンサ用ヒューズ
1. C(リアクトル付きコンデンサ用) → 誤りです。
リアクトル付きでないコンデンサ用です。
2. G(一般用) → 正しいです。
3. M(電動機用) → 正しいです。
4. T(変圧器用) → 正しいです。
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03
正解は1です。
高圧限流ヒューズは、アーク電圧を高めることで短絡電流を限流抑制し、事故電路を遮断します。
各負荷の投入時に、ヒューズが溶断や損傷しないよう、負荷ごとに適切なタイプを選ぶ必要があります。
日本産業規格( JISC4604:2017 高圧限流ヒューズ )では、高圧限流ヒューズの分類は次のようになります。
・種類G:一般用ヒューズ
・種類T:変圧器用ヒューズ
・種類M:電動機用ヒューズ
・種類C:リアクトルなしコンデンサ用ヒューズ
・種類LC:リアクトル付きコンデンサ用ヒューズ
1 .C(リアクトル付きコンデンサ用)→ 誤りです。
種類Cはリアクトルなしコンデンサ用ヒューズのことであり、リアクトル付きコンデンサ用ヒューズは種類LCです。
コンデンサ用ヒューズはコンデンサへの電圧印加時に発生する突入電流に対応したヒューズです。
なお、リアクタンスは、高調波電流の流出を抑えるためと、コンデンサ投入時の突入電流の抑える効果があります。
2 .G(一般用)→ 正しいです。
どのような負荷にも利用できる標準的なヒューズです。
3 .M(電動機用)→ 正しいです。
電動機への電圧印加時に発生する始動電流に対応したヒューズです。
4 .T(変圧器用)→ 正しいです。
変圧器への電圧印加時に発生する励磁突入電流に対応したヒューズです。
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