2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
3 問33

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 3 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

建物の空調で使用するヒートポンプの原理図において、アの名称として、適当なものはどれか。
問題文の画像
  • 圧縮機
  • 凝縮器
  • 蒸発器
  • 熱交換器

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

ヒートポンプとは、熱を低い所から高い所へ移動させる装置です。
低温で液状の冷媒は、蒸発器で吸熱し気化します。
気化した冷媒は圧縮器で加圧され昇温されます。
昇温したガス状の冷媒は凝縮器で放熱し液状に戻ります。
膨張弁で冷却され再び蒸発器に戻ります。

1. 圧縮機 → 適当です。
吸熱した冷媒は圧縮機で加圧されます。
図のアの部分にあたります。

2. 凝縮器 → 不適当です。
昇温したガス状の冷媒は凝縮器で放熱されます。
図の放熱の部分にあたります。

3. 蒸発器 → 不適当です。
低温で液状の冷媒は蒸発器で吸熱されます。
図の吸熱の部分にあたります。

4. 熱交換器 → 不適当です。
冷媒を外部との温度差により熱交換器で放熱または吸熱します。
図の吸熱、放熱の部分にあたります。

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02

正解は1です。

ヒートポンプは、空調機や給湯器に使用されます。
本問題のヒートポンプは、空調機の暖房の場合です。

選択肢については以下の通りです。

1→正解です。
圧縮機は、冷媒の圧力を高くし、高温にします。そうすることで、放熱時の室内との温度差により室内を温めることが出来ます。

2→誤りです。
凝縮器は、冷媒の熱を放出させ、冷媒を凝縮しています。図の放熱している部分が凝縮器にあたります。

3→誤りです。
蒸発器は、冷媒が熱を受け取り、冷媒を蒸発させています。図の吸熱している部分が蒸発器にあたります。

4→誤りです。
熱交換器は、冷媒を外部との温度差によって加熱、もしくは冷却するものです。図の放熱、吸熱部分が熱交換器にあたります。

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03

正解は1です。

ヒートポンプは、圧縮機、膨張弁、熱交換器で構成するシステムです。

1 .圧縮機 → 適当です。
圧縮機は、冷媒を圧縮し、高温高圧にして送り出す機械です。気体は圧力が高くなると、それに伴って温度も高くなる性質があります。よって圧縮後の冷媒は高温・高圧の状態となります。

2 .凝縮器 → 不適当です。
凝縮器は、冷媒ガスを液化させて熱を外部へ放出する働きをする熱交換器です。

3 .蒸発器 → 不適当です。
蒸発器は、外部から熱を吸収して冷媒を蒸発させる働きをする熱交換器です。

4 .熱交換器 → 不適当です。
熱交換器とは、温度の高い物体から低い物体へ効率的に熱を移動させることで、物体の加熱や冷却を行う装置です。

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