2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
3 問34

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 3 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

盛土工事における締固めの効果又は特性として、不適当なものはどれか。
  • 透水性が低下する。
  • 土の支持力が増加する。
  • せん断強度が大きくなる。
  • 圧縮性が大きくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

盛土工事とは、低い地盤に土砂を盛り上げて、平坦な地表にしたり、周囲より高い土地を形成する工事です。
締固めとは、密度が低い土の密度を高くして、崩れないようにすることです。

本問題は、不適当な選択肢を選ぶ問題です。
選択肢については、以下の通りです。

1→空気間隙が小さくなるので、透水性は低下します。

2→密度が高くなることで強度が増し、土の支持力が増加します。

3→密度が高くなることで、せん断強度が高くなります。

4→不適当なので、これが正解です。
圧縮性とは、対象物にかかる圧力に対して、どのくらい変形するかを表したものです。つまり、締固めをした際には、圧縮性が「大きい」ではなく、「小さい」となるべきです。

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02

正解は4です。

盛土工事とは低い所に土砂を入れて平坦にしたり、土砂を盛り上げてほかの場所より高くする工事です。
締固めとは振動や衝撃などの方法により土の密度を大きくすることです。

1. 透水性が低下する。 → 適当です。
締め固めると土の空気間隙が少なくなり透水性が低下します。

2. 土の支持力が増加する。 → 適当です。
締め固めると土の密度が大きくなるので支持力が増加します。

3. せん断力が大きくなる。 → 適当です。
せん断力とは土がもっている変形に抵抗しようとする力です。
締め固めると土の密度が大きくなるのでせん断力も大きくなります。

4. 圧縮性が大きくなる。 → 不適当です。
圧縮性とは土に圧力を加えたときに容積が縮小する性質のことです。
締め固めると土の空気間隙が少なくなり圧縮性が小さくなります。

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03

正解は4です。

盛土工事とは、低い地盤や斜面に土砂を盛り上げて高くし、平坦な地表を作る、または周囲より高くする工事です。

締固めは、主に下記のような目的で行われます。
( http://www.mizunotec.co.jp/doboku/doboku_kouza/doboku_kouza_03.html より引用)
・土の空気間隙を少なくし、透水性を低下させ、水の浸入による軟化・膨脹を小さくして土を最も安定した状態にする。
・盛土の法面の安定、荷重に対する支持力など盛土として必要な強度特性を持たせる。
・盛土完成後の圧縮沈下など変形を少なくする。

1 .透水性が低下する。→ 適切です。
土の空気間隙を少なくし、透水性を低下させます。

2 .土の支持力が増加する。→ 適切です。
荷重に対する支持力など、盛土として必要な強度特性を持たせます。

3 .せん断強度が大きくなる。→ 適切です。
土の空気間隙を少なくし、土を安定した状態にすることで、せん断力強度も大きくなります。

4 .圧縮性が大きくなる。→ 不適切です。
圧縮性の大きな地盤は、施工後、圧密沈下による変形が起きやすいです。

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