2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
3 問37
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 3 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄道線路の軌道における速度向上策に関する記述として、不適当なものはどれか。
- バラスト道床の厚みを小さくする。
- 曲線半径を大きくする。
- まくらぎの間隔を小さくする。
- レールの単位重量を大きくする。
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この過去問の解説 (3件)
01
鉄道線路の軌道は、レール、枕木、道床で構成されるもので、車両の安全走行のための構造物です。
本問題は、不適当な選択肢を選ぶ問題です。
選択肢については、以下の通りです。
1→不適当なので、これが正解です。
バラスト道床は、車両の荷重を分散させる、振動を吸収する、などの役割があります。
2→曲線半径を大きくすることは、適切です。
曲線半径が大きい方が直線に近づくため、速度が向上します。
3→まくらぎの間隔を小さくすることは、適切です。
まくらぎは、線路の部材で、車両の荷重を分散させる役割があります。
まくらぎの間隔を小さくすることで、荷重を分散しやすくなります。
4→.レールの単位重量を大きくすることは、適切です。
レールを重くすることで、線路の狂いが生じにくなるため、速度向上が可能です。
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02
鉄道線路の軌道は、レール、レール締結装置、まくらぎ、道床など道床から上の構造物の総称です。
1. バラスト道床の厚みを小さくする。 → 不適当です。
バラスト道床とは、砕石や砂利などのバラストを敷いた道床です。
バラストはまくらぎからの荷重を効率よく分散させて路盤に伝えるので低振動になります。
バラスト道床の厚みを小さくすると振動が大きくなるので速度向上策にはなりません。
2. 曲線半径を大きくする。 → 適当です。
曲線の半径を大きくすると曲がりが緩やかになるから速度向上策となります。
3. まくらぎの間隔を小さくする。 → 適当です。
まくらぎは車両の重量を効率よく分散させてバラストに伝え、過度なレールの屈曲や沈下を防ぐ役割があります。
まくらぎの間隔を小さくすると車両がより安定し速度向上策となります。
4. レールの単位重量を大きくする。 → 適当です。
レールは車両を直接支持し、車輪の転動のガイドとなる役割があります。
レールの単位重量が大きくなると車両が安定し速度向上策となります。
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03
1 .バラスト道床の厚みを小さくする。 → 不適切です。
バラスト道床の厚さが厚い方が、路盤への負担力が軽減でき、沈下も低減します。
2 .曲線半径を大きくする。 → 適切です。
曲線半径を大きく、なるべく直線に近い方が速度は向上します。
3 .まくらぎの間隔を小さくする。 → 適切です。
まくらぎ間隔を拡大すると、路盤や道床の状態によって軌道の沈下が進みます。
4 .レールの単位重量を大きくする。 → 適切です。
重量の大きいものほど、線路の狂いが生じにくく、列車が高速で走行する路線に適しています。
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