2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
5 問42

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 5 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

高圧受電設備の受電室の施設に関する記述として、「高圧受電設備規程」上、不適当なものはどれか。
  • 屋内キュービクルの点検を行う面の保有距離を0.6mとした。
  • ドレンパンを設けた給水管を通過させた。
  • 配電盤の計器面の照度は、300lxとした。
  • 扉に施錠装置を施設し、「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」の表示をした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1 .屋内キュービクルの点検を行う面の保有距離を0.6mとした。→ 適当です。
高圧受電設備規程では、保有距離を確保する部分が点検を行う面のとき、0.6m以上の保有距離が必要です。

2 .ドレンパンを設けた給水管を通過させた。→ 不適当です。
電気室にキュービクルを設置している場合、電気室内をエアコンで冷却する方式が有効です。電気室内にドレン水の流れる配管を敷設するため、配管ルートは電気機器の上部を通さないようにルート設計しますが、もし配管ルートが電気機器の上部になる場合、漏水検知装置付きのドレンパンを設けます。

3 .配電盤の計器面の照度は、300lxとした。→ 適当です。
受電室の照明の照度は、配電盤の計器面において300ルクス以上、その他の部分において70ルクス以上であることとされています。

4 .扉に施錠装置を施設し、「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」の表示をした。→適当です。
受電室は、取扱者以外の者が立ち入らないような構造とし、出入口又は扉には、施錠装置を施設し、かつ、見やすいところに「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」などの表示をすることとされています。

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02

正解は2です。

高圧受電設備規程は、高圧受電設備が原因となる電気事故や波及事故を防止するための施設基準、機器材料の選定及び保守点検方法、保護協調の確保や、技術的要件について規定しています。

1. 適当です。
屋内キュービクルの点検を行う面の最小保有距離は0.6mと規定されています。

2. 不適当です。
ドレンパンとは、エアコンの冷却コイルに暖かい空気が触れて結露した水滴を受け止める皿のことです。
高圧受電設備規程には、ドレンパンに関する規定はありません。

3. 適当です。
受電室の照度は、配電盤の計器面において300lx以上、その他の部分において70lx以上であることとされています。

4. 適当です。
受電室は取扱者以外の者が立ち入らないような構造とし、出入口または扉には施錠装置を施設し、かつ、見やすいところに「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」などの表示をすることとされています。

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03

正解は2です。

本問題は、不適当な選択肢を選ぶ問題です。
選択肢については、以下の通りです。

1→屋内キュービクルは、点検を行う面や操作を行う面によって、保有距離が定められています。点検を行う面については、0.6m以上の保有距離が必要です。

2→不適当なので、これが正解です。
ドレンパンとは、空調機に結露水が付着した際に、その結露水による水漏れを防ぐための受け皿のことです。「ドレンパンを設けた給水管を通過させる」という記述は、高圧受電設備規定にはありません.

3→受電室の照明には、いくつかの規定があります。照度は、配電盤の計器面において300lx以上、その他の部分において70lx以上となっています。

4→受電室の出入り口または扉には、「高圧危険」及び「関係者以外立入禁止」の表示が必要です。関係者以外が立ち入らないようにし、安全を確保するために表示をしています。

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