2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
1 問11

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 1 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

事務所の会議室の基準面における維持照度の推奨値として、「日本産業規格( JIS )」の照明設計基準上、適当なものはどれか。
  • 200lx
  • 300lx
  • 500lx
  • 750lx

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この過去問の解説 (3件)

01

会議室に照明設備を設けようとした時には、次の手順で作業が進められます。

照度の設定、照明方式の検討、光源の選定、照明器具の選定と配置

初めに行う照度の設定は、維持照度をもとに、用途、作業能率などを検討して決めます。この維持照度は、JIS Z 9110で決められていて、会議室は、500 [lx]です。

選択肢1. 200lx

× 不適当です。200lxは書庫やトイレが該当します。

選択肢2. 300lx

× 不適当です。300lxは食堂などが該当します。

選択肢3. 500lx

 適当です。

選択肢4. 750lx

× 不適当です。750lxは設計室や昼間の玄関ホールが該当します。

まとめ

<参考>

JIS Z 9110による事務所の照明基準として、維持照度を紹介します。

――――――――――――――――――――――――――――――

維持照度[lx]      作業・活動場所

――――――――――――――――――――――――――――――

  750     設計室・事務室・昼間の玄関ホールなど

  500     会議室・応接室・制御室・計算機室など

  300     宿直室・食堂など

  200     湯沸室・書庫・更衣室・トイレ・機械室など

  150     階段

  100     休憩室・書庫・廊下・玄関など

   50     屋内非常階段

――――――――――――――――――――――――――――――

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02

会議室における照度は300〜750lxが好ましく、本問の選択技においては500lxが最も中間に近いことになります。

選択肢1. 200lx

誤りです。

選択肢2. 300lx

誤りです。

選択肢3. 500lx

正しいです。

選択肢4. 750lx

誤りです。

まとめ

ちなみに、事務所や営業室では、750〜1500lx、

集会室や応接室では200〜500lxが好ましい照度となります。

参考になった数5

03

事務所の会議室の基準面における維持照度の問題です。

JIS Z 9110による事務所の照明設計基準は500lxです。

選択肢1. 200lx

✕ 誤りです。

選択肢2. 300lx

✕ 誤りです。

選択肢3. 500lx

〇 正しいです。

選択肢4. 750lx

✕ 誤りです。

まとめ

照明設備は、設置後のランプの劣化や汚れなどで、照度が落ちてきます。

維持照度を維持しようとすれば、初期照度は高めに設定する必要があります。

参考になった数3