2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
2 問20
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 2 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
高圧配電線路に用いられる地絡方向継電器において、地絡電流の方向を判定する要素として、適当なものはどれか。
- 線間電圧と負荷電流の位相差
- 線間電圧と負荷電流の大きさ
- 零相電圧と零相電流の位相差
- 零相電圧と零相電流の大きさ
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この過去問の解説 (3件)
01
高圧電線路において事故が発生した場合、地絡電流が発生します。その地絡電流の方向を判定するのが、地絡方向継電器です。
線間電圧と負荷電流は、事故に無関係であるため誤りです。
線間電圧と負荷電流は、事故に無関係であるため誤りです。
零相電圧と零相電流の位相差が分かることで、地絡電流の方向を判定できるようになるため、正しいです。
零相電圧と零相電流の大きさだけでは、地絡電流の方向までは判定が不可能なため、誤りです。
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02
地絡方向継電器は、地絡が起ったときに、零相電圧と零相電流を検出し、零相電圧を基準に零相電流との位相差から、保護範囲を判断します。
その結果から、地絡方向継電器を動作させて、自動遮断を行います。
× 誤りです。
× 誤りです。
○ 正解です。
× 誤りです。
地絡方向継電器は、木などとの瞬間設置によって電路が不用意に遮断することを避けるために、地絡過電圧継電器との組み合わせ方式で、2つの継電器の動作時に遮断器が動作します。
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03
地絡方向継電器において、地絡電流の方向を判定する要素に関する問題です。
地絡事故が発生すると、三相電圧のバランスがくずれ、零相電流が発生します。
この時の零相電圧と零相電流の位相差から、構内事故か系統側の事故か、判別が可能になります。
✕ 誤りです。
✕ 誤りです。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
地絡方向継電器の問題はよく出題されています。
動作原理をよく理解することが重要です。
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