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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年)前期 2 問19

問題

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[ 設定等 ]
架空配電線路の雷害対策として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
高圧線路に沿って、架空地線を施設する。
   2 .
高圧電線の支持に、深溝型のがいしを用いる。
   3 .
配電用機器の近傍に、避雷器を設置する。
   4 .
高圧がいしの頭部に、放電クランプを取り付ける。
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 2 問19 )
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この過去問の解説 (3件)

6

架空電線路において雷害対策を行う場合、架空地線、避雷器および放電クランプを用いることが有効になります。

選択肢1. 高圧線路に沿って、架空地線を施設する。

直撃雷によって送電線を守りまた通信線を電磁障害から守るためには、架空地線を設置する必要があります。正しいです。

選択肢2. 高圧電線の支持に、深溝型のがいしを用いる。

深溝型がいしは、深溝の二重構造をしているため、漏れ電流を小さくすることができるがいしです。雷害対策とは一切関係ないため、誤りです。

選択肢3. 配電用機器の近傍に、避雷器を設置する。

避雷器は被保護機器の近傍に設置する必要があるので、正しいです。

選択肢4. 高圧がいしの頭部に、放電クランプを取り付ける。

放電クランプはアークホーンと同一原理で、がいし破損や電線溶断を防止します。

正しいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

雷現象によって送電系統に異常電圧が発生します。この雷対策として、次のような対策が取られています。

架空地線を設置して、雷の直撃を防止できます。

鉄塔の接地抵抗を低減し、雷の直撃を緩和します。

がいしにアークホーンを付けて(放電クランプ取付)、逆フラッシュオーバー発生時にがいし・電線の損傷をなくします。

・機器のなるべく近傍に、避雷装置を設置します。

電線にアーマロッドを巻くことで、逆フラッシュオーバー発生時のがいしや電線の損傷を防止します。

選択肢1. 高圧線路に沿って、架空地線を施設する。

 適当な雷対策です。

選択肢2. 高圧電線の支持に、深溝型のがいしを用いる。

× 不適切で、雷対策になっていません。送電線を鉄塔に固定する対応です。

選択肢3. 配電用機器の近傍に、避雷器を設置する。

 適当な雷対策です。

選択肢4. 高圧がいしの頭部に、放電クランプを取り付ける。

 適当な雷対策です。

まとめ

雷対策の1つ、架空地線の施設ではm接地抵抗を10~20 Ωとします。電撃はほぼ架空地線から鉄塔に落ち、接地棒を通して大地に入ります。接地抵抗が小さいほど効果があります。

0

架空配電線路の雷害対策の問題です。

選択肢1. 高圧線路に沿って、架空地線を施設する。

〇 正しいです。

架空地線に雷撃を誘導し、電線への直撃雷を防ぎます。

選択肢2. 高圧電線の支持に、深溝型のがいしを用いる。

✕ 誤りです。

深溝型のがいしは、鉄塔と電線の絶縁を強化するためのもので、雷撃とは関係ありません。

選択肢3. 配電用機器の近傍に、避雷器を設置する。

〇 正しいです。

避雷器は、保護する機器のなるべく近い所に設置する方が有効です。

選択肢4. 高圧がいしの頭部に、放電クランプを取り付ける。

〇 正しいです。

放電クランプはアークホーンと同様に、雷撃時のがいし破損や電線溶断を防止します。

まとめ

深溝型のがいしは、溝を深くすることによって、がいし表面の電流伝搬距離を長くでき、

絶縁効果が高まります。

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