2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
2 問28

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 2 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

通路誘導灯に関する記述として、「消防法」上、誤っているものはどれか。
  • 点滅機能を設けることができる。
  • 床面に設けることができる。
  • 廊下の曲り角に設けること。
  • 非常電源を附置すること。

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この過去問の解説 (3件)

01

通路誘導灯は、緊急の避難時に建物内の人たちを適切に避難させるためのものです。

選択肢1. 点滅機能を設けることができる。

通路誘導灯の点滅は寿命のサインであり、これを機能として用いるのは適切ではありません。

誤りです。

選択肢2. 床面に設けることができる。

通路誘導灯には床埋込型もあります。

正しいです。

選択肢3. 廊下の曲り角に設けること。

曲がり角に設置することで、避難口の方向を分かりやすくします。

正しいです。

選択肢4. 非常電源を附置すること。

非常時には停電することも想定しなければなりません。

そのため、通路誘導灯と非常電源の併用が義務付けられています。

正しいです。

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02

誘導灯には、避難口誘導灯・通路誘導灯・客席誘導灯の3種に区分されます。

通路誘導灯のみについて、特徴を記載します。

(1) 区分

通路誘導灯の設置場所は、廊下・階段などです。

(2) 設置基準

対象は30以上の場所に区分されています。通路誘導灯には、点滅機能は含まれません

(3) 設置位置は廊下と次の場所です。

曲がり角

・避難口誘導灯の有効範囲の箇所と、通路誘導灯を有効範囲に必要な箇所。

(4) 非需要電源

非常電源は20分作動できる容量以上とします。

(5) 誘導灯の構造

床面に設ける通路誘導灯は、荷重によって破壊されない強度を有します。

・通路誘導灯は、白色の地に避難の方向シンボルを示します。

選択肢1. 点滅機能を設けることができる。

× 誤りです。

点滅機能は設けません。避難誘導灯の必要な場所に設けます。

選択肢2. 床面に設けることができる。

 正しいです。

選択肢3. 廊下の曲り角に設けること。

 正しいです。

選択肢4. 非常電源を附置すること。

 正しいです。

まとめ

解説で紹介した通路誘導灯の項目は、一部です。さらに、多くのかつ細かな制約が設けられています。

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03

通路誘導灯に関する問題です。

選択肢1. 点滅機能を設けることができる。

✕ 誤りです。

通路誘導灯には、点滅機能は必要ありません。

点滅機能を追加で設けるのは、避難口誘導灯です。

選択肢2. 床面に設けることができる。

〇 正しいです。

床面に埋め込むことが可能です。

選択肢3. 廊下の曲り角に設けること。

〇 正しいです。

避難口まで正しく誘導するために、廊下の曲がり角に設置すると有効です。 

選択肢4. 非常電源を附置すること。

〇 正しいです。

20分間容量の非常電源が必要です。

通常は、内蔵バッテリーで行います。

まとめ

通路誘導灯だけでなく、避難口誘導灯についても整理しておきましょう。

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