2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
4 問42
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 4 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す電気工事におけるパレート図において、品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 不良件数の多さの順位が分かりやすい。
- 工事全体の不良件数は、約50件である。
- 配管等支持不良の件数が、工事全体の不良件数の約半数を占めている。
- 工事全体の損失金額を効果的に低減するためには、配管等支持不良の項目を改善すれば良い。
- 配管等支持不良、絶縁不良、接地不良及び結線不良の各項目を改善すると、工事全体の約90%の不良件数が改善できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
不良件数の多い項目から順に並べた棒グラフと、それらの件数を累積した折れ線グラフで表されたものをパレート図と言います。
棒グラフから、不良件数の項目を多い順から見ることができます。
正しいです。
不良件数が50件の時点で、累積不良率が100%のため、正しいです。
配管等支持不良の項目を見ると、件数が約25件であり、全50件中半分を占めていることが分かります。正しいです。
配管等支持不良を改善すれば全体の不良件数の低減にはつながるが、損失金額には影響がありません。誤りです。
配管等支持不良、絶縁不良、接地不良、結線不良による件数を累積すると、45件(90%)になるため、工事全体の約90%を占めることになります。
正しいです。
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02
パレート図は、故障、欠陥、工事不良、機器不良などの不具合発生個数を、原因や故障状況別に分類し、個数が大きい順に左から棒グラフで並べた図です。
パレート図には、故障件数の代わりに、損失金額を入れる場合もあります。
パレート図では、選択肢のようなことが分かり、品質改善に役立ちます。
・最も大きな不良項目
・不良項目の多さの順番
・不良項目が全体に占める割合
・不良率を下げるために対策すべき重点不良項目
○ 適切です。
配管など指示不良を筆頭に、塗装不良まで、件数順が分かります。
○ 適切です。
不良件数は100%で、50件です。
○ 適切です。
配管支持不良が約25件ですので、約半数です。
× 不適切です。
このパレート図は、金額損失項目ではないため、金額効果を求めるには、金額損失のパレート図を作成します。例えば、配管支持不良のを直すのに1,000円/1件に対し、設置不良の修復費用が 50,000円/1件 と考えると明白です。
○ 適切です。
配管等支持不良、絶縁不良、接地不良及び結線不良以外の項目、器具取付不良・塗装不良・その他の合計が、10%近いため、残りの不良件数は90%です。
不良対策を実施した後で、もう一度パレート図を作成し、前の不良項目が何%になっているかを比較すれば、不良対策の効果が分かります。
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03
電気工事におけるパレート図の問題です。
〇 正しいです。
棒グラフの長いものほど不良件数が多い作業です。
パレート図では、棒グラフの長い順番に並んでいます。
〇 正しいです。
パレート図の左側縦軸の一番上が、約50件になっています。
〇 正しいです。
配管等支持不良の件数が約25件で、工事全体の不良件数の約半数になっています。
✕ 誤りです。
このパレート図からは、損失金額はわかりません。
〇 正しいです。
配管等支持不良、絶縁不良、接地不良及び結線不良までの累計不良率を見ると、
工事全体の不良率の約90%になっています。
パレートは、原因分析などでよく使われます。
品質管理のツールの一つです。
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