2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
4 問41

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 4 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すネットワーク工程の所要工期(クリティカルパス)として、正しいものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)

01

➀ から ⑧ まで行くには、次の3通りがあります。

(1) ➀ → ② → ⑤ → ⑧

このルートでは、10日 掛かります。

(2) ➀ → ③ → ⑥ → ⑧

この場合、③ → ⑥ に行くためには、➀ → ② → ③ が終わっていないと、③ → ⑥ へは進めません。

そのため、 (2)のルートは、➀ → ② → ③ → ⑥ → ⑧ というようになります。

このルートでは、13日 掛かります。

(3) ➀ → ④ → ⑦ → ⑧

この場合は、③ → ④ のルートの工程が終了していないと、④ → ⑦ へは進めません。さらに、⑦ → ⑧ に行くには、⑥ までの工程が終わっていないと、⑦ → ⑧ へは進めません。

したがって、(3)のルートは、➀ → ② → ③ → ④ → ⑦ → ⑧ ですが、このとき、➀ から ⑦ までの工程の日数は、11日です。

一方、 ⑥ まで終了するには、➀ → ② → ③ → ⑥ の工程が終了する必要があり、日数では、8日 掛かります。したがって、➀ から ⑦まで終わっている段階では、 ➀ → ② → ③ → ⑥ は終了しています。

このルートでは、14日 掛かります。

以上から、(3)のルートがクリティカルパスで、➀ →A→ ② →D→ ③ →E→ ④ →H→ ⑦ →K→ ⑧ →L→ ⑨ の工程となり、所要工期は、17日 です

選択肢1. 10日

× 誤りです。

選択肢2. 12日

× 誤りです。

選択肢3. 14日

× 誤りです。

選択肢4. 17日

 正しいです。

選択肢5. 19日

× 誤りです。

まとめ

クリティカルパスは、開始点から修了点までの全ての経路で、時間が最も長くなる経路での所要日数です。このとき、⑥ → ⑦ のような実際の作業は無くとも、終わらないと次に進めないダミー工程があることを忘れないようにします。

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02

ネットワーク工程表における開始点①から完了点⑨までのルートの中で、最も長い日数およびそれを要するルートをクリティカルパスといいます。

本問では、①→②→③→④→⑦→⑧→⑨がクリティカルパスとなり、その日数は17日になります。

選択肢1. 10日

誤りです。

選択肢2. 12日

誤りです。

選択肢4. 17日

正しいです。

選択肢5. 19日

誤りです。

参考になった数4

03

ネットワーク工程の所要工期(クリティカルパス)の問題です。

ネットワーク工程表で大事なルールが2つあります。

1.一つのイベントに複数の矢印が入力する時は、

  そのイベントまでの所要日数が最も長いものが選択される。

2.破線の矢印は作業日数ゼロの工程である。

このルールに則り工程を追っていくと、

1・2・3・4・7・8・9

がクリティカルパスになり、所要工期17日になります。

選択肢1. 10日

✕ 誤りです。

選択肢2. 12日

✕ 誤りです。

選択肢3. 14日

✕ 誤りです。

選択肢4. 17日

〇 正しいです。

選択肢5. 19日

✕ 誤りです。

まとめ

ネットワーク工程表が苦手な人もいますが、ルールを覚えてしまえば、

それはど難しくないはずです。

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