2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
5 問43

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 5 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

新築工事の着手に先立ち、工事の総合的な計画をまとめた施工計画書に記載するものとして、最も関係のないものはどれか。
  • 機器承諾図
  • 総合仮設計画
  • 官公庁届出書類の一覧表
  • 使用資材メーカーの一覧表

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この過去問の解説 (3件)

01

工事着手前の総合的な計画をまとめた施工計画書は、工事前に施主(発注者)や関係官庁に見せて、計画の了承を受けるための計画書です。この計画書は、施工主が作成します。

施工計画書に記載する項目は、次のような項目です。

・現場の施工組織

・全体工程表

仮設計画

・下請けを含めた工種ごとの体制表と提出書類一覧(施工図・要領書など)

資材の調達計画と調達先一覧表(工種ごと)

官公庁申請・届出の一覧表

・労務計画と安全衛生管理計画

・予想される災害や公害への対策

・産業廃棄物の処理計画

・地域住民への安全対策(工事現場への出入り交通管理、火災対策、夜間の安全対策)

選択肢1. 機器承諾図

× 不要です。

承認図や材料などは、工種ごとの施工者が、調達項目として管理します。

選択肢2. 総合仮設計画

 必要です。

選択肢3. 官公庁届出書類の一覧表

 必要です。

選択肢4. 使用資材メーカーの一覧表

 必要です。

まとめ

例えば、地方の周囲に何もない場所にビルを建築する場合と、都会の交通・歩行者の多い場所にビルを建築する場合では、施工内容の基本は同じでも、施工環境に合った計画書項目となります。

作られた施工計画書が、発注者や官庁などが満足できるかどうかが、チェックポイントでしょう。

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02

新築工事の着手にあたって施工計画書に必要な項目は、施工概要、工程表、組織図、主要資材や機械について、作業スケジュール、施工方法等になります。

選択肢1. 機器承諾図

機器承諾図は、製品の製作にあたって下請け側が設計し、それを発注側に承認を求める設計図です。新築工事の施工計画書には求められていないので、誤りです。

選択肢2. 総合仮設計画

正しいです。

選択肢3. 官公庁届出書類の一覧表

正しいです。

選択肢4. 使用資材メーカーの一覧表

正しいです。

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03

総合施工計画書の問題です。

選択肢1. 機器承諾図

✕ 誤りです。

工事の当初にいきなり機器承諾図を提出することはありません。

工事条件、現場状況などを充分に検討してから、工種別施工計画書として提出します。

選択肢2. 総合仮設計画

〇 正しいです。

工程の最初になる仮設計画を記載します。

選択肢3. 官公庁届出書類の一覧表

〇 正しいです。

官公庁届出書類には、日数を要するものもあるため、提出期限などを記載します。

選択肢4. 使用資材メーカーの一覧表

〇 正しいです。

発注者側に、使用資材メーカーの確認を取ってから検討に入ります。

まとめ

総合施工計画書に続いて、工種別施工施工計画書を、

工事の進捗に合わせて順次、作成していきます。

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