2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
5 問44

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 5 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 労務工程表で作業種別ごとに稼動人員を積み上げてピークを把握し、稼動人員を平準化させ無理・無駄のない計画をする。
  • 総合工程表により、作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理をする。
  • 主要機器の搬入工程表は、製作図作成、承認から現場搬入時の受入検査までの工程を書き表したものである。
  • 進度曲線(曲線式工程表)は、工期と出来高の関係を示したものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

工程表は総合工程表から始まって、作業ごとの工程表、資材搬入の工程表、労務管理の工程表、予算と実績を管理する工程表と、管理する人にとって必要な工程表が作られ管理されます。

選択肢1. 労務工程表で作業種別ごとに稼動人員を積み上げてピークを把握し、稼動人員を平準化させ無理・無駄のない計画をする。

 適切です。

労務工程表は、作業工程と工程に費やす人員を管理する工程表です。労働人員は限られているため、工程内に効率よい人員の配置、労働人員を増員して対応すべき工程などを調整・管理します。

選択肢2. 総合工程表により、作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理をする。

× 不適切です。

総合工程表は、各工種ごとの工事項目と工期を総合的に把握し、工事全体の進捗を大局的に管理するための行程表です。作業ごとの発生する工程の調整は、工種ごとの工程表をもとに、関係する工種間で工程表を突き合わせて調整します。

選択肢3. 主要機器の搬入工程表は、製作図作成、承認から現場搬入時の受入検査までの工程を書き表したものである。

 適切です。

主要機器(工程に大きく影響する機器)は、メーカーごとに作成し、常に関係者と連絡を取って搬入・受入検査までの工程表を作成します。

合わせて、立会検査を含めたメーカーの製造工程表も出させ、管理すべきです。

選択肢4. 進度曲線(曲線式工程表)は、工期と出来高の関係を示したものである。

 適切です。

進度曲線には予定進度曲線と実施進度曲線を同時に描いて、進度のずれが許容範囲かどうかの進捗管理に使います。

バーチャート工程表と組み合わせて使うことで、遅れがあればすぐに把握でき、対策が早めに打てます。

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02

工程管理は、単なる工事の時間的な管理だけではなく、

施工方法、資材の発注や搬入、安全の確保など、

施工全般についての判断と経済性の面も考慮した管理としなければなりません。

選択肢1. 労務工程表で作業種別ごとに稼動人員を積み上げてピークを把握し、稼動人員を平準化させ無理・無駄のない計画をする。

正しいです。

選択肢2. 総合工程表により、作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理をする。

総合工程表とは、着工から完成までの期間を対象とした工程表です。

作業の予定と進捗を分かりやすくすることで、正確に進めることを目的としています。

工程調整や詳細な管理とは別のため、誤りです。

選択肢3. 主要機器の搬入工程表は、製作図作成、承認から現場搬入時の受入検査までの工程を書き表したものである。

正しいです。

選択肢4. 進度曲線(曲線式工程表)は、工期と出来高の関係を示したものである。

正しいです。

参考になった数7

03

工程管理に関する問題です。

選択肢1. 労務工程表で作業種別ごとに稼動人員を積み上げてピークを把握し、稼動人員を平準化させ無理・無駄のない計画をする。

〇 正しいです。

稼働人数を平準化することで、工期の短縮やコストダウンにつながります。

選択肢2. 総合工程表により、作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理をする。

✕ 誤りです。

総合工程表は、全体の進捗管理に使用します。

作業種別ごとの作業間の工程調整や詳細な進捗管理は、工種別工程表で行います。

選択肢3. 主要機器の搬入工程表は、製作図作成、承認から現場搬入時の受入検査までの工程を書き表したものである。

〇 正しいです。

選択肢のとおりです。

選択肢4. 進度曲線(曲線式工程表)は、工期と出来高の関係を示したものである。

〇 正しいです。

まとめ

総合工程表には、バーチャート工程表がよく使われます。

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