2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
5 問45
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 5 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
絶縁抵抗測定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ケーブルの測定時には、長さに関係なく測定開始直後の指示値を測定値とした。
- 高圧ケーブルの各心線と大地間を、1000Vの絶縁抵抗計で測定した。
- 200V電動機用の電路と大地間を、500Vの絶縁抵抗計で測定した。
- 測定前に絶縁抵抗計の接地端子( E )と線路端子( L )を短絡し、スイッチを入れて指針が0(ゼロ)であることを確認した。
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この過去問の解説 (3件)
01
絶縁抵抗測定は、その機器が漏電を起こさないかどうかと確認するために欠かせない作業です。
ケーブルが長ければ長いほど、漏れ電流の経路も大きくなり絶縁抵抗は小さくなるので、考慮が必要です。
また、測定を行って測定値あるいは測定針の動きが停止するのを待つ必要があります。
誤りです。
正しいです。
正しいです。
正しいです。
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02
絶縁抵抗は、JIS C 1302によって、定格測定電圧が、25 V から 1000 V まであって、次のように解説されています。
――――――――――――――――――――――――――――
測定電圧 一般電気機器 電気設備・電路
――――――――――――――――――――――――――――
25 or 50 V 電話回線機器 電話回線電路
100 or 125 V 制御機器 100 V 未満の低圧電路
250 V 低圧電路 200 V級1以下の低圧電路
500 V 600 V以下の 400 V級以下の低圧電路
低圧電路
1000 V 600 Vを超える 常時使用電圧
電路 が高い設備
――――――――――――――――――――――――――――
× 不適当です。
長いケーブルですと充電までに多少時間が掛かるため、最初は不安定です。安定しているかどうかを見て、絶縁指示値を測定値とすべきです。
○ 適当です。
1000 V の測定電圧は、600 Vを超える高圧設備に適用されます。
○ 適当です。
500 V の測定電圧は、600 V以下の低電圧路に適用されます。
○ 適当です。
測定器の使用前には、ゼロ点の確認・調整が必要です。
電気設備の品質確保には、工事後の絶縁検査は必須の検査です。正しい、検査方法で絶縁値を測定します。
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03
絶縁抵抗測定の問題です。
✕ 誤りです。
長いケーブルには、電圧印加直後は充電電流が流れるため、
指示値が安定するまで待ちます。
〇 正しいです。
高圧機器の絶縁抵抗測定には、1000Vメガーがよく使われます。
〇 正しいです。
低圧機器の絶縁抵抗測定には、500Vメガーがよく使われます。
〇 正しいです。
絶縁抵抗測定は、電気工作物の安全性を確保するうえで、重要な検査です。
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