2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
1 問5
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 1 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
同期発電機の並行運転を行うための条件として、必要のないものはどれか。
- 定格容量が等しいこと。
- 起電力の位相が一致していること。
- 起電力の周波数が等しいこと。
- 起電力の大きさが等しいこと。
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この過去問の解説 (3件)
01
同期発電機の並行運転を行うための条件としては、
・起電力の周波数が等しいこと
・起電力の大きさが等しいこと
・起電力が同位相であること
・起電力の波形が同一であること
・相回転が一致していること
が挙げられます。
定格容量は並行運転の条件とは関係ありません。
誤りです。
位相差があると乱調の原因になります。
正しいです。
周波数に差異があると、脱調が発生します。
正しいです。
起電力の大きさに差異があると、相互間に無効電流(循環電流)が生じ、焼損の原因になります。
正しいです。
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02
同期発電機の並行運転は、同期発電機 X が接続されている母線に、同期発電機 Y を並列に接続して運転する方式です。
その条件と調整方法は、次のようになります。
――――――――――――――――――――――――――――
No 条件 調整方法
――――――――――――――――――――――――――――
(1) 位相を合わせること 原動機Yの速度を調整。
同期検定灯で調整を判断。
(2) 発生電圧の周波数 原動機Yの速度の調整。
が等しいこと
(3) 発生電圧が等しいこと 発電機Yの界磁の調整。
――――――――――――――――――――――――――――
× 必要ない。
定格容量がXとYで異なっていても、並行運転はできるため、条件にはならない。
○ 必要な条件です。
○ 必要な条件です。
○ 必要な条件です。
<参考>
・並行運転時に発生電圧値や位相がずれると、発電機間に循環電流が流れます。
・安定に運転されることを、安定度で判断します。
同期発電機の安定度は、並行運転している同期機が動機から外れずに安定して運転できる度合です。
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03
同期発電機の並行運転を行うための条件に関する問題です。
誤りです。
正しいです。
正しいです。
正しいです。
条件を満たしていない場合、発電機間で横流が流れ、発電機の過熱等の原因になります。
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