2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
1 問6
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 1 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
定格容量が100kV・Aと300kV・Aの変圧器を並行運転し、240kV・Aの負荷に供給するとき、変圧器の負荷分担の組合せとして、適当なものはどれか。ただし、2台の変圧器は並行運転の条件を満足しているものとする。
- 100kV・A変圧器:24kV・A 300kV・A変圧器:216kV・A
- 100kV・A変圧器:30kV・A 300kV・A変圧器:210kV・A
- 100kV・A変圧器:60kV・A 300kV・A変圧器:180kV・A
- 100kV・A変圧器:100kV・A 300kV・A変圧器:140kV・A
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この過去問の解説 (3件)
01
各変圧器における負荷分担としては、以下の計算によって求められます。
定格容量100kVAの変圧器の負担分は、
240×(100/(100+300))=60KVA
定格容量300kVAの変圧器の負担分は、
240×(300/(100+300))=180KVA
となります。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
誤りです。
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02
変圧器の負荷分担に関する問題です。
2台の変圧器が並行運転の条件を満たしている場合、各変圧器の負荷分担は定格容量に比例します。
100kVA変圧器の負荷分担容量=240kVA×(100KVA/100VA+300kVA)=60kVA
300kVA変圧器の負荷分担容量=240kVA×(300kVA/100VA+300kVA)=180kVA
となります。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
誤りです。
変圧器の並行運転の条件は、
・相回転と各変位が同じ
・巻選抵抗と漏れリアクタンスの比が同じ
・%Zが同じ
・極性が同じ
・定格電圧が同じ
です。
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03
並行運転条件を満たした2台の変圧器を運転したとき、2つの変圧器の負荷分担は、変圧器の定格容量の比率となります。
変圧器 A と変圧器 Bを並行運転したとき、
変圧器Aの定格容量を PA 、変圧器Bの定格容量を PB 、供給する負荷を P
としたときに、それぞれの変圧器の負荷は、次の計算式で求められます。
PA
変圧器Aの負荷 = ――――――― × P
PA + PB
PB
変圧器Bの負荷 = ――――――― × P
PA + PB
変圧器Aの負荷 = (100/(100+300))×240 = 60 [kVA]
変圧器Bの負荷 = (300/(100+300))×240 = 180 [kVA]
× 誤りです。
× 誤りです。
○ 正解です。
× 誤りです。
<参考>
単相変圧器の2台並行運転の条件
・一次と二次の定格電圧が等しい。
・極性が一致。
・インピーダンス降下が等しい。
・巻線抵抗と漏れリアクタンス比が等しい。
三相の場合は、上記の条件の他に、相回転と角変位が等しいが、条件として加わります。
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