2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
2 問22

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 2 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

低圧三相誘導電動機の保護に用いられる3Eリレーの保護目的の組合せとして、適当なものはどれか。
  • 短絡保護、欠相保護、過負荷保護
  • 反相保護、欠相保護、過負荷保護
  • 短絡保護、漏電保護、過負荷保護
  • 反相保護、漏電保護、過負荷保護

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この過去問の解説 (3件)

01

低圧三相誘導電動機に用いる保護継電器には、1E,2E,3E の3種類があります。

1E : 過負荷保護継電器

2E : 過負荷・欠相保護継電器

3E : 過負荷・欠相・反相保護継電器

過負荷保護とは、定格の負荷を上回った負荷が掛かった状態のときの保護です。

欠相保護とは、電動機三相のうち、いずれかが欠如した場合の保護です。

反相保護とは、電動機三相入力の相回転が逆になった場合の保護です。

選択肢1. 短絡保護、欠相保護、過負荷保護

× 誤りです。

選択肢2. 反相保護、欠相保護、過負荷保護

○ 正解です。

選択肢3. 短絡保護、漏電保護、過負荷保護

× 誤りです。

選択肢4. 反相保護、漏電保護、過負荷保護

× 誤りです。

まとめ

<参考>

三相200 Vの誘導電動機の電動機用保護継電器は、JEM 1356 「電動機用熱動形及び電子式保護継電器」で規定されています。

(JEM規格は、日本電機工業会(JEMA)が作成した規格です)

JEM 1356 の概要は、次のような構成です。

「電圧1000 V以下,周波数50 Hz又は60 Hの電路に使用される電動機用熱動形保護継電器及び電子式保護継電器について規定。」

(備考) 船舶用,車両用などの特定用途用の継電器については適用しない。

参考になった数9

02

低圧三相誘導電動機の保護に用いられるリレーに関する問題です。

低圧三相誘導電動機の保護に用いられるリレーは、過負荷保護・欠相保護・反相保護の3つがあります。

1Eリレー:過負荷保護

2Eリレー:過負荷保護、欠相保護

3Eリレー:過負荷保護、欠相保護、反相保護 

選択肢1. 短絡保護、欠相保護、過負荷保護

誤りです。

選択肢2. 反相保護、欠相保護、過負荷保護

正しいです。

選択肢3. 短絡保護、漏電保護、過負荷保護

誤りです。

選択肢4. 反相保護、漏電保護、過負荷保護

誤りです。

まとめ

過負荷・欠相・反相の順で覚えましょう。

参考になった数3

03

低圧三相誘導電動機の保護に用いられる3Eリレーは、反相、欠相、過負荷の3つを検知し、素早く電路を開放することで、電動機を保護します。

短絡保護ができるのは過電流遮断器で、漏電保護ができるのは漏電遮断器となります。

選択肢1. 短絡保護、欠相保護、過負荷保護

誤りです。

選択肢2. 反相保護、欠相保護、過負荷保護

正しいです。

選択肢3. 短絡保護、漏電保護、過負荷保護

誤りです。

選択肢4. 反相保護、漏電保護、過負荷保護

誤りです。

参考になった数3