2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
2 問23
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 2 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
低圧屋内配線の施工場所と工事の種類の組合せとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
ただし、事務所ビルの乾燥した場所に施設するものとする。
ただし、事務所ビルの乾燥した場所に施設するものとする。
- 施工場所:点検できる隠ぺい場所 工事の種類:合成樹脂管工事
- 施工場所:点検できる隠ぺい場所 工事の種類:ケーブル工事
- 施工場所:点検できない隠ぺい場所 工事の種類:バスダクト工事
- 施工場所:点検できない隠ぺい場所 工事の種類:金属可とう電線管工事
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この過去問の解説 (3件)
01
低圧屋内配線の施工場所と施工可能工事種類を次のようにまとめました。
(「電技解釈」第156条の規定によります)
―――――――――――――――――――――――――
工事の種類 施工場所
点検できる 点検できない
隠ぺい箇所 隠ぺい場所
乾燥 湿気 乾燥 湿気
場所 場所 場所 場所
―――――――――――――――――――――――――
合成樹脂管工事 ○ ○ ○ ○
ケーブル工事 ○ ○ ○ ○
バスダクト工事 ○ × × ×
金属可とう ○ ○ ○ ○
電線管工事
―――――――――――――――――――――――――
表から、バスダクト工事以外の工事はすべての場所で工事が可能です。
対して、バスダクト工事は、点検できる隠ぺい場所でかつ乾燥した場所のみ可能となります。
○ 工事可能です。
○ 工事可能です。
× 工事不可能です。
バスダクト工事は乾燥した隠ぺい場所だけが工事可能です。
○ 工事可能です。
<参考>
工事の種類には、がいし引き工事、合成樹脂管工事、金属管工事、金属可とう電線管工事、金属線ぴ工事、金属ダクト工事、バスダクト工事、ケーブル工事、フロアダクト工事、ライティングダクト工事、平形保護層工事があります。
この中で、合成樹脂管工事、金属管工事、金属可とう電線管工事、ケーブル工事は、どの場所でも工事が可能です。
今回の出題は、4種の工事でしたが、4種選んで、どの工事が可能かのような問題はいくらでもできます。「電技解釈」第156条にある表を見ておきましょう。
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02
ケーブル工事、合成樹脂管工事、金属可とう電線管工事(CD管を除く)、金属管工事の4つは基本的に、どんな条件の場所でも施工が可能な工事です。バスダクト工事の場合は、点検できない場所や水気の多い場所では施工が不可能となります。
正しいです。
正しいです。
バスダクト工事を点検できない隠ぺい場所で施すことは出来ません。
誤りです。
正しいです。
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03
低圧屋内配線の施工場所と工事の種類に関する問題です。
電気設備の技術基準の解釈第156条(低圧屋内配線の施設場所による工事の種類)156-1表に、施設場所の区分・使用電圧の区分に応じた、施設可能な工事の種類が規定されています。
正しいです。
正しいです。
誤りです。
正しいです。
バスダクト工事は、湿気・水気のあるところや、点検できない隠ぺい箇所には施設できません。
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