2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
2 問27

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 2 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

自動火災報知設備のP型2級受信機(複数回線)に関する記述として、「消防法」上、不適当なものはどれか。
  • 導通試験装置による試験機能を有しなければならない。
  • 接続することができる回線の数は、5以下であること。
  • 予備電源は、密閉型蓄電池であること。
  • 発信機との間で電話連絡ができる装置を設けないことができる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

自動火災報知設備の受信機は、火災信号などを受けて、火災発生やガス漏れを防火対象物関係者に報知する設備です。

(1) P型2級受信機の主な機能は、次のようになります。

―――――――――――――――――――――――――――――――

       火災表 回線数 予備電 火災灯 電話連 導通試

       示保持     源設置 設置  絡装置 験装置

―――――――――――――――――――――――――――――――

P型2級   必要  5以下 必要  不要  不要  不要

 受信機

P型2級   必要  1   不要  不要  不要  不要

 受信機

―――――――――――――――――――――――――――――――

(2) 予備電源

・予備電源は、密閉型蓄電池を設けます

・主電源が停止したときは、主電源から予備電源に切り替えます。主電源が復旧したときは、自動的に主電源に回復するようにします。

選択肢1. 導通試験装置による試験機能を有しなければならない。

× 誤りです。

P型2級受信機は、導通試験装置は不要です。

選択肢2. 接続することができる回線の数は、5以下であること。

○ 正解です。

選択肢3. 予備電源は、密閉型蓄電池であること。

○ 正解です。

選択肢4. 発信機との間で電話連絡ができる装置を設けないことができる。

○ 正解です。

まとめ

<参考>

自動火災報知設備の受信機は、R型受信機、P型1級受信機、P型2級受信機、P型3級受信機があります。どの受信機でも答えられるように、解説で作成した表を簡単にメモしておけば、便利です。

参考になった数20

02

自動火災報知設備のP型2級受信機が接続できる回線は、最大で5つまでで、小規模な建築物に適しています。2級受信機の場合は1級と違い、導通試験装置、確認応答装置、電話連絡装置を搭載する必要がありません。また、予備電源は密閉型蓄電池である必要があります。

選択肢1. 導通試験装置による試験機能を有しなければならない。

導通試験装置、確認応答装置、電話連絡装置を搭載する必要があるのは、P型1級受信機の場合です。2級では不要のため、誤りです。

選択肢2. 接続することができる回線の数は、5以下であること。

正しいです。

選択肢3. 予備電源は、密閉型蓄電池であること。

正しいです。

選択肢4. 発信機との間で電話連絡ができる装置を設けないことができる。

正しいです。

参考になった数8

03

自動火災報知設備のP型2級受信機に関する問題です。

「受信機に係る技術上の規格を定める省令」で受信機の種類・機能などが規定されています。

選択肢1. 導通試験装置による試験機能を有しなければならない。

誤りです。

導通試験装置は、P型1級受信機に必要な機能です。

選択肢2. 接続することができる回線の数は、5以下であること。

正しいです。

選択肢3. 予備電源は、密閉型蓄電池であること。

正しいです。

選択肢4. 発信機との間で電話連絡ができる装置を設けないことができる。

正しいです。

まとめ

予備電源はどの受信機でも、密閉型蓄電池とするよう「受信機に係る技術上の規格を定める省令」で規定されています。

参考になった数2