2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
2 問28
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 2 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
非常用の照明装置に関する記述として、「建築基準法」上、不適当なものはどれか。ただし、地下街の各構えの接する地下道に設けるものを除く。
- 照明器具(照明カバーその他照明器具に付属するものを含む。)のうち主要な部分は、難燃材料で造り、又は覆わなければならない。
- LEDランプを用いる場合は、常温下で床面において水平面照度1lxを確保することができるものとする。
- 予備電源は、充電を行うことなく30分間継続して点灯させることができるものとする。
- 非常用の照明装置の電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に予備電源に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとする。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
非常用の照明装置には、災害等で停電が起きた際に、素早く点灯できることが求められます。
照度は1lx以上で、これを30分以上維持しなければなりません(蛍光灯、LEDの場合は2lx以上)。
正しいです。
LEDの場合、水平面照度は2lx以上である必要があります。
誤りです。
正しいです。
正しいです。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
02
非常用照明は、「建築基準法施行令」第126条で、設置基準が示されています。この施行令から、非常用の性能や構造について、「国土交通省告示」第600号で規定されています。
(1) 性能
・照明器具は非常時に30分間継続点灯し、直接照明で床面に1ルクス(蛍光灯かLEDランプでは2ルクス以上)の照度を確保する。地下道では10ルクスを確保する。
(2) 電源
・予備電源は、停電後、充電せずに30分以上の放電に耐えること。
(3) 構造
・照明器具は、照明カバーなど付属する者も含め、主要な部分を難燃材料で製作するか、または、覆うこととする。
・予備電源は、常用電源が断たれたときに、自動的に切り替えて接続される。その後常用電源が復帰したときには、自動的に切り替えられて復帰すること。
○ 正解です。
× 誤りです。
LEDランプの使う場合は、2 lx の照度が必要です。
○ 正解です。
○ 正解です。
非常用照明は、設置基準、性能・構造の規定、地下道の照明・排煙・排水の規定が、建築基準法の施行令、告示で規定されています。今回は、性能・構造を規定する告示からのみの出題でしたが、組合せの出題も考えられます。そのようなときは、要点を中心に出題されると予想されます。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
非常用の照明装置に関する問題です。
告示「非常用の照明装置の構造方法を定める件 」において、規定されています。
正しいです。
告示第1(照明器具)第四号に、「照明器具(照明カバーその他照明器具に付属するものを含む。)のうち主要な部分 は、難燃材料で造り、又は覆うこと。」と規定されています。
誤りです。
告示第4(その他)第一号に、「非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1ルクス(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合にあっては、2ルクス)以上を確保することができるものとしなければならない。」と規定されています。
正しいです。
告示第3(電源)第三号に、「予備電源は、自動充電装置時限充電装置を有する蓄電池(開放型のものにあっては、予備電源室その他これに類する場所に定置されたもので、かつ、減液警報装置を有するものに限る。以下この号において同じ。)又は蓄電池と自家用発電装置を組み合わせたもの(常用の電源が断たれた場合に直ちに蓄電池により非常用の照明装置を点灯させるものに限る。)で充電を行うことなく30分間継続して非常用の照明装置を点灯させることができるものその他これに類するものによるものとし、その開閉器には非常用の照明装置用である旨を表示しなければならない。」と規定されています。
正しいです。
告示第3(電源)第二号に、「予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、 常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。」と規定されています。
蛍光灯の場合も2ルクスを確保しなければなりません。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問27)へ
令和3年度(2021年)後期問題一覧
次の問題(問29)へ