2級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年)後期 2 問31
この過去問の解説 (3件)
プロビーム照明方式とは、トンネルの隅角部に照明器具を取り付け、車両の進行方向と同一方向に照明する方式です。これにより先行車両に光が反射するため、後方車両の運転者の視認性が確保されます。
これは対照照明方式です。誤りです。
誤りです。
これはカウンタービーム方式です。誤りです。
これがプロビーム方式となります。正しいです。
トンネル照明には、対象照明方式と非対称照明方式があります。前者が原則として採用されている方式で、後者は、道路構造や交通状況によって選ぶ方式です。
➀ 対象照明方式
・灯具を側壁配置する方式と天井に配置する方式があります。道路横断方向に光を配列するピークがあって、道路縦断方向に対しては、対象の光の配分となります。総合的にバランスの取れた照明方式です。
対象照明方式は、トンネル内の障害物に対して、灯具からの直射工が両面に当たります。
② 非対称照明方式
・道路縦断方向に対して非対称の光を配分する方式で、カウンタービーム照明方式と、プロビーム照明方式があります。
・カウンタービーム照明方式
車の進行方向に対抗して光が配分される方式です。トンネル入口部に採用されます。カウンタービーム照明方式は、トンネル内の障害物に対して、灯具からの直射光が当たらず、鉛直面の照度が低くなります。
・プロビーム照明方式
先行車の背面が良く見えるように改善した方式です。トンネルの入口部と出口部に採用できます。プロビーム照明方式は、トンネル内の障害物に対して、灯具からの直射光が当たり、鉛直面の照度が高くなります。
× 対象照明方式です。
× 対象照明方式です。
× カウンタービーム照明方式です。
○ プロビーム照明方式です。
<参考>
灯具の配置には、路面上4 m以上を基本とし、次の配列から選択します。
・向い合せ配列
・千鳥配列
・中央配列
・片側配列
トンネル内の照明方式に関する問題です。
誤りです。
対称照明方式を示す図です。
灯具からの光が道路の軸方向にほぼ対称なのが特徴です。
誤りです。
対称照明方式を示す図です。
灯具からの光が道路の軸方向にほぼ対称なのが特徴です。
誤りです。
非対称照明方式のうち、車両の進行方向に対向するような配光が特徴で、カウンタービーム照明方式といいます。
正しいです。
非対称照明のうち、車両の進行方向に配光をもつのが特徴で、プロビーム照明方式といいます。
カウンタービーム照明方式はトンネル入口照明に、プロビーム照明方式は入口・出口の照明に使用されます。
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