2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
4 問39
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 4 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
施工要領書に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 内容を作業員に周知徹底しなければならない。
- 部分詳細や図表などを用いて分かりやすいものとする。
- 施工図を補完する資料なので、設計者、工事監督員の承諾を必要としない。
- 一工程の施工の着手前に、総合施工計画書に基づいて作成する。
- 初心者の技術・技能の習得に利用できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
施工要領書は、工事全体の計画を示した施工計画書を元に、作業別に施工の工程、人員、安全、品質、施工手順などを施工開始から完了までを作成したものです。
施工要領に記載すべき内容について、一例を下記します。
➀ 施工方法、施工の試験の方法、資機材の受入・検査方法などを、作業員全員に周知できる内容とし、工事開始前までに周知徹底します。
② 資機材の性能、仕上げ制度など現場の品質管理方法と体制を示します。
③ 施工図の補完資料として、施工の要点を、部分的な詳細図や表を用いて作成します。
④ 施工計画書や設計書と異なる施工が発生した場合は、施工要領書をリバイスした上で、発注主と監督者の承認を得てから施工します。
〇 適切な内容です。
〇 適切な内容です。
× 不適切です。
施工要領書は公の書類なので、どのようなことを変更・加筆しても、関係者への承認が必要です。
〇 適切な内容です。
〇 適切な内容です。
施工要領書のあり方、記載内容などは、施工体制(会社やプロジェクト)ごとに異なります。ただし、作成し他の計画書や工程書などの基本設計と齟齬があってはいけません。
作業現場ごとに異なっても、基本的なことを守れば、それほど異なった内容の施工要領書となることはありません。
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02
施工要領書とは、下請け業者がどのように作業するかを自らまとめた資料であり、元請け業者が作成した施工計画書を基に作成されます。
施工要領書を作業員全員が把握して作業することにより、施工品質の統一を図ることができます。
施工要領書を文章だけの記載で作成すると、読み手の勘違いや読み間違えが生じてしまいます。
誰が見ても理解できるような、部分詳細図面や表を用いて施工要領書を作成し、分かりやすいものとします。
施工要領書と共に施工図を作成し、元請け業者、設計者、工事監督員等の承諾をとって、施工する必要があります。
施工要領書を作成する際は、実際に使用する細かい材料等も決定しておきます。
材料の納期等も考慮して、施工前に工期の余裕をもって施工要領書を作成する必要があります。
作成した施工要領書は、現場が終わった後も初心者の手本となり、施工会社のノウハウとして、他の現場の施工要領を検討する際にも役立ちます。
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03
施工要領書に関する問題です。
正しいです。
誰がやっても一定の施工品質を確保できるように、作業員に周知徹底します。
正しいです。
誰がみても分かるような要領書とすることで、一定の施工品質を確保することに繋がります。
誤りです。
工事監督員・設計者、関係者の承諾を得て、適切な要領書であることを確認してもらう必要があります。
正しいです。
まず工事全体の計画として「総合施工計画書」を作成し、その後工種別に「施工要領書」を作成します。
正しいです。
施工の初心者であっても施工要領書をもとに指導を受けながら施工させ、技術・技能を向上させることに繋がります。
施工品質だけではなく、安全にも配慮した要領書とすることが重要です。
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