2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
4 問42
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 4 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す電気工事の特性要因図において、ア、イ、ウに記載されるべき主な要因の組合せてきとうとして、適当なものはどれか。
- ア:工程 イ:施工 ウ:作業者
- ア:工程 イ:搬入 ウ:検査
- ア:設計 イ:施工 ウ:検査
- ア:設計 イ:搬入 ウ:作業者
- ア:設計 イ:施工 ウ:作業者
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この過去問の解説 (3件)
01
特性要因図では、問題になった特性に対する要因が整理され、表現されています。
・工程が要因の場合、納期がかかる、段取りが悪い、工事日数不足等の問題が、
工程という要因に影響を与えています。
・施工が要因の場合、加工の仕方が悪い、手順が人によって違う等の問題が、
施工という要因に影響を与えています。
・作業者が要因の場合、 作業員が指示を聞かない、作業が標準通りでない等の
問題が、作業者という要因に影響を与えています。
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02
特性要因図は、起こっている問題に対して、影響している大きな要因を取り上げ、要因ごとに、なぜそれが起こるかの原因を書き出したものです。
できあがった要因図から、関係者全員で討議して、問題が起こる要因及び原因をすべて取り上げて、対策を話し合って実施します。
問題の特性要因図を見てみましょう。
・アについて
要因は、納期・時間・段取りが挙げられ、共通する大きな要因は、工程です。
工程を見直し、適正な時間配分をすることで、段取り・施工に要する時間・納期から工程の見直しができます。
・イについて
要因は、隅出し・支持結束・曲げ加工・配管手順・切断が挙げられ、共通する大きな要因は、施工になります。施工に関して、施工手順・施工方法・施工図などが改善できれば、施工の要因は少なくなります。
・ウについて
要因は、経験・質・能力・教育などの要因から、人に関することとわかり、作業者が要因と分かります。作業者の経験・質・能力・教育を現場工事最中に改善することはできませんので、例えば、指示を聞かない、人によって違うなどの細かな原因は、監督がきちんと指示する、要領書通り作業するなどを徹底することで、改善されます。
〇 適切な要因です。
× イとウは適切な要因ではありません。
× アとウは適切な要因ではありません。
× アとイは適切な要因ではありません。
× アは適切な要因ではありません。
<参考>
特性要因図の作成の注意点を挙げてみましょう。
・問題の要因を整理します。(関係者が考えられる要因と原因をすべて出します)
・大きな要因と原因を整理できたら、特性要因図を書き出します。
・問題に対しての要因・原因を関係者が納得できる範囲に絞りこみます。
・要因となる原因を深く追求し、改善する方法を決めます。
・起こった問題は、次も起こることがあるため、問題に対する教育、基準・規定への反映など根本対策を実施します。
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03
特性要因図に関する問題です。
特性要因図とは、問題とする特性とそれに影響をおよぼしていると思われる要因との関係を整理し体系的にまとめたものです。
ア:「時間」「納期」というワードから「工程」が要因となります。
イ:施工に関するワードから、「施工」が要因となります。
ウ:「能力」「経験」などのワードから「作業者」が要因となります。
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