2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
5 問47

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 5 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

ガス溶接等の業務に使用する溶解アセチレンの容器の取扱いに関する記述として、「労働安全衛生法」上、不適当なものはどれか。
  • 気密性のある場所に貯蔵すること。
  • 使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくこと。
  • 容器の温度を40℃以下に保つこと。
  • 運搬するときは、キャップを施すこと。

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この過去問の解説 (3件)

01

容器で保管されるアセチレンガスは、高圧ガス保安法において圧縮アセチレンガスとして扱われており、各種規制、基準を守って保管する必要があります。

選択肢1. 気密性のある場所に貯蔵すること。

保管するアセチレンガス容器は、周囲に不要な物を一緒に置かず、保管場所の通気性をよくして保管します。

選択肢2. 使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくこと。

高圧ガス保安法、労働安全衛生法において、使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくことが取り決められています。

選択肢3. 容器の温度を40℃以下に保つこと。

高圧ガス保安法、労働安全衛生法において、容器の温度を40度以下に保つように取り決められています。

選択肢4. 運搬するときは、キャップを施すこと。

労働安全衛生法において、運搬するときには、キャップを施すように取り決められています。

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02

溶解アセチレンの容器の取扱いについては、「労働安全衛生法」第263条(ガス等の容器の取扱い)に規定があります。

➀ 次の場所に、設置・使用・貯蔵・放置しないようにします。

・ 通風や換気が不十分な場所

・ 火気使用場所、火薬類、危険物、爆発性、発火性の物を製造・取扱う場所

② 容器の温度は、40℃ 以下に保って保管します。

③ 転倒ないよう保管し、衝撃を与えないように保管します。

④ 運搬するときは、キャップを施して運びます。

⑤ 使用時には、容器の口金に付着している油やじんあいを除去します。

⑥ バルブの開閉は、静かに行ないます。

⑦ 容器は、立てて置くようにします。

⑧ 使用前・使用中の容器と、これら以外の容器とを明確に区別します。

選択肢1. 気密性のある場所に貯蔵すること。

× 誤りです。

規定では、通風や換気が不十分な場所には貯蔵しないとあり、気密性のない場所ということになります。

選択肢2. 使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくこと。

〇 正解です。

選択肢3. 容器の温度を40℃以下に保つこと。

〇 正解です。

選択肢4. 運搬するときは、キャップを施すこと。

〇 正解です。

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03

ガス溶接等の業務に使用する溶解アセチレンの容器の取扱いに関する問題です。

安衛則第263条(ガス等の容器の取扱い)に、「事業者は、ガス溶接等の業務(令第20条第10号に掲げる業務をいう。以下同じ。)に使用するガス等の容器については、次に定めるところによらなければならない。

一 次の場所においては、設置し、使用し、貯蔵し、又は放置しないこと

イ 通風又は換気の不十分な場所

ロ 火気を使用する場所及びその附近

ハ 火薬類、危険物その他の爆発性若しくは発火性の物又は多量の

    易燃性の物を製造し、又は取り扱う場所及びその附近

二 容器の温度を40度以下に保つこと。

三 転倒のおそれがないように保持すること。

四 衝撃を与えないこと。

五 運搬するときは、キャップを施すこと。

六 使用するときは、容器の口金に付着している油類及びじんあいを

除去すること。

七 バルブの開閉は、静かに行なうこと。

八 溶解アセチレンの容器は、立てて置くこと。

九 使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかに

しておくこと。

と規定されています。

選択肢1. 気密性のある場所に貯蔵すること。

誤りです。

選択肢2. 使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくこと。

正しいです。

選択肢3. 容器の温度を40℃以下に保つこと。

正しいです。

選択肢4. 運搬するときは、キャップを施すこと。

正しいです。

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