2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問9

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

事務所の室等のうち、「日本産業規格(JIS)」の照明設計基準上、基準面における維持照度の推奨値が最も高いものはどれか。
  • 食堂
  • 事務室
  • 集中監視室
  • 電子計算機室

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この過去問の解説 (3件)

01

照度とは、単位面積あたりに入射する光の量を示す単位であり、光源によって照らされている物体の表面の明るさを表す単位です。

労働者が作業する作業面の照度は、作業内容や作業区分に応じて、「JIS」によって推奨照度が定められています。

選択肢1. 食堂

食堂の推奨照度は、「300lx」です。

選択肢2. 事務室

事務室の推奨照度は、「750lx」です。

選択肢3. 集中監視室

集中監視室の推奨照度は、「500lx」です。

選択肢4. 電子計算機室

電子計算機室の推奨照度は、「500lx」です。

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02

維持照度(lx) と 作業・活動の種類のいくつかを挙げてみましょう。(JIS Z 9110)

――――――――――――――――――――――――

    維持照度     | 作業・活動の種類

―――――――――――――|――――――――――

事務室・設計室      |  750 lx

玄関ホール(昼間)     |

―――――――――――――|――――――――――

会議室・応接室      |  500 lx

電子計算機室集中管理室 |

調理室          |

―――――――――――――|――――――――――

受付・宿直室       |  300 lx

食堂           |

―――――――――――――|――――――――――

更衣室・書庫・機械室   |  200 lx

便所・オフィスラウンジ  |

―――――――――――――|――――――――――

階段           |  150 lx

―――――――――――――|――――――――――

休憩室・倉庫・廊下    |  100 lx

夜間の玄関ホール     |

―――――――――――――|――――――――――

屋内非常階段       |   50 lx

――――――――――――――――――――――――

選択肢1. 食堂

× 最も高くありません。

300 lx

選択肢2. 事務室

〇 最も高いです。

750 lx

選択肢3. 集中監視室

× 最も高くありません。

500 lx

選択肢4. 電子計算機室

× 最も高くありません。

500 lx

まとめ

<参考>

・高い照度の作業場所では、局部照明を併せて用いることで、維持照度を得ても良いと、なっています。

・全般照明の照度は、局部照度の照度より3分の1以上必要です。

・となり合った部屋や廊下の間の照度は、その差が大きくならないように設計します。

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03

設計室、事務室などの細かい作業を要する場所での必要な維持照度は、750lx。

一般的な応接室や会議室では500lx。

受付、食堂では300lx。

更衣室、湯沸室では200lxとなります。

選択肢1. 食堂

誤りです。

選択肢2. 事務室

事務室が、最も維持照度が大きくなります。

正しいです。

選択肢3. 集中監視室

誤りです。

選択肢4. 電子計算機室

誤りです。

まとめ

作業を集中的に行う必要のある場所であるほど、維持照度が大きくなると覚えておくと良いでしょう。

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