2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
2 問13
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 2 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
D種接地工事を施す箇所として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
- 高圧キュービクル内にある高圧計器用変成器の二次側電路
- 屋内の金属ダクト工事において、使用電圧200Vの金属ダクト
- 屋内の金属管工事において、使用電圧100Vの長さ10mの金属管
- 高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側の中性点
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この過去問の解説 (3件)
01
D種接地工事を施す箇所に関する問題です。
D種接地工事は、一般的には低圧回路に施します。低圧でも危険性の高い場合には、
C種接地工事となります。
〇 正しいです。
二次側電路は低圧ですので、D種接地工事になります。
〇 正しいです。
規定電圧内ですので、D種接地工事になります。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
これはB種接地工事になります。
B種接地工事は、高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側の中性点に施され、
高圧低圧混触時に、低圧側の電位が150V以下になるようにします。
B種接地工事は、A種、C種、D種とは性格の異なる接地工事です。
その目的は、混触時の安全対策です。
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02
電気設備の技術基準の解釈で規定される接地工事に関する設問です。
高圧計器用変成器の二次側にはD種接地工事を施します。
電気設備の技術基準の解釈 第28条において規定されています。
したがって、正しいです。
屋内の金属ダクト工事において、使用電圧が300V以下の金属ダクトにはD種接地工事を施します。
電気設備の技術基準の解釈 第162条において規定されてます。
したがって、正しいです。
屋内の金属管工事において、使用電圧300V以下の長さ4mを超える金属管にはD種接地工事を施します。
電気設備の技術基準の解釈 第159条において規定されてます。
したがって、正しいです。
高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側の中性点にはB種接地工事を施します。
電気設備の技術基準の解釈 第24条において規定されてます。
したがって、誤りです。
「電気設備の技術基準の解釈」と「電気設備の技術基準の解釈の解説(電力安全課発出)」を合わせて確認しましょう。
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03
接地工事の問題です。
A・B・C・D種と各接地抵抗値、施工条件・場所など整理してすべて覚えましょう。
別の資格試験でもしつこく出題されます。
また、設問の文章にも気を付けてください。
不適切な表記は正答になります。
誤答です。
※記載事項は正しい
誤答です。
※記載事項は正しい
誤答です。
※記載事項は正しい
正答です。
※記載事項は誤り
高圧と低圧を変成する変圧器の低圧側1線に施す接地工事はB種接地工事になります。なお接地抵抗値は150/地絡電流 [Ω] 以下です。
計算のない問題で、将来的に必要な知識です。
試験のためではなく、絶対に覚えてください。
接地抵抗値で内線規程を開くことが無いように。
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