2級電気工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問1 (1 問1)

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問1(1 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ある金属体の温度が20℃のとき、その抵抗値が10Ωである。この金属体の温度が45℃のときの抵抗値〔Ω〕として、正しいものはどれか。
ただし、抵抗温度係数は0.004℃−1で一定とし、外部の影響は受けないものとする。
  • 11Ω
  • 12Ω
  • 13Ω

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この過去問の解説 (3件)

01

抵抗温度係数の問題はこのような式で求めることができます。

R₂=R₁{1+α(t₂−t₁)}

この式に以下を代入すると

t₁:20℃ (金属体の温度) 

R₁:10Ω (抵抗値 )

t₂:45℃ (温度が変わった時の金属体の温度 )

R₂:求めたい値 (変更後の抵抗値) 

α :0.004℃−1 (抵抗温度計数 

R₂=10{1+0.004(45-20)}

   =11Ω

となります。 

選択肢1. 9Ω

誤りとなります 

選択肢2. 11Ω

正となります 

選択肢3. 12Ω

誤りとなります 

選択肢4. 13Ω

誤りとなります 

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02

抵抗温度計数:α、t1:20℃、t2:45℃、R1:10Ω、R2:求めたい抵抗値

 

α=(R2-R1)÷(t2-t1)×1÷R1の式で求められます。

こちらの式を変換すると、

α(t2-t1)R1=R2-R1

        R2=α(t2-t1)R1+R1となり代入すると

          =0.004(45-20)×10+10

       =11Ω

選択肢1. 9Ω

誤りとなります。

選択肢2. 11Ω

正となります。

選択肢3. 12Ω

誤りとなります。

選択肢4. 13Ω

誤りとなります。

参考になった数15

03

導体の抵抗は、周囲の温度によって変化し、下記式で求めらます。

R=R0(1 + αt)

R0:ある温度の時の抵抗値(Ω)

α:抵抗温度係数(℃-1

t:温度上昇(℃)

 

ここで、ある金属体の温度が45℃のときの求める抵抗をRとします。

 

ある金属体の温度が20℃のとき、R0は、10Ω。 

抵抗温度係数(℃-1)αは、題意より、0.004

温度上昇(℃)tは、45-20 = 25 ℃

 

公式に当てはめると、

R = 10{1 + 0.004(45 - 20)}

= 11

 

従って、45℃の時の抵抗Rは、11Ωとなります。

選択肢1. 9Ω

誤りです。

選択肢2. 11Ω

正しいです。

選択肢3. 12Ω

誤りです。

選択肢4. 13Ω

誤りです。

まとめ

公式を暗記しましょう。

 

R=R0(1 + αt)

 

R0:ある温度の時の抵抗値(Ω)

α:抵抗温度係数(℃-1

t:温度上昇(℃)

 

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