2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
2 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 2 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

電力系統における保護継電システムの構成に必要な機器として、最も不適当なものはどれか。
  • 断路器
  • 計器用変成器
  • 保護継電器
  • 遮断器

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

本問は、電力系統に事故などが有った場合に動作する保護継電システムの機器構成に関する問題です。

電力系統に異常が起きた場合は、使用中の負荷に影響のないように保護リレーを作動させて、異常部分を切り離します。

選択肢1. 断路器

無負荷時に回路を切り離して、メンテナンスや切替変更などを行うための機器です。

保護継電システムの構成に必要な機器ではありません。

選択肢2. 計器用変成器

保護継電器に使用する電圧や電流の変成器機器です。

選択肢3. 保護継電器

配電設備の故障時には故障点を回路から切り離すために、保護継電器で故障を検出して、遮断器に「開放」信号を送ります。

 

選択肢4. 遮断器

故障の電源回路を開いて、正常電力系統と切り離します。

参考になった数16

02

保護継電器は遮断器・保護継電器・計器用変成器の3つで成り立っています。

選択肢1. 断路器

断路器は充電路の回路の開閉をするもので、保護回路が働いた時の

アークを消弧する能力を保有していません。

選択肢2. 計器用変成器

保護継電器を働かせるための計器用の電源となります。

選択肢3. 保護継電器

短絡に遮断器を動作させるように回路を保護するための

信号を送ります。

選択肢4. 遮断器

短絡時に保護継電器からの信号を受けて短絡電流を遮断します。

まとめ

断路器は短絡電流を遮断できないので引っかけ問題してよく出ます。

得点を稼げるので暗記しましょう。

参考になった数8