2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
2 問2

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 2 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

変電所に設置する油入変圧器の内部異常を検出するための継電器として、最も不適当なものはどれか。
  • 比率差動継電器
  • 過電圧継電器
  • 衝撃圧力継電器
  • 過電流継電器

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この過去問の解説 (1件)

01

保護継電器とは過電圧、過電流、地絡、短絡等が発生した時に回路を保護するために用いられる保護装置となります。

選択肢1. 比率差動継電器

正となります。比率差動継電器は変圧器の内部短絡故障を検知して動作する保護継電器で、一次側と二次側電流が継電器の入力端子に流れ込む電流の和で動作します。

選択肢2. 過電圧継電器

誤りとなります。過電圧継電器は異常な電圧を検知し警報発報させたり遮断器を作動させたりします。変圧器の内部異常を検出することが目的ではありません。

選択肢3. 衝撃圧力継電器

正となります。衝撃圧力継電器は、変圧器の軽微で徐々に進行する内部故障事故検出用で、水・油・ガスなどの圧力が規定値以上なったことを検出し作動します。

選択肢4. 過電流継電器

正となります。変圧器の過負荷による過電流や短絡事故時の短絡電流を検知し、遮断器を開放させます。

まとめ

保護継電器はわかりやすくいろんな種類があるので理解しましょう。

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