2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
2 問6

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 2 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

架空送電線路で生じる電力損失として、最も不適当なものはどれか。
  • コロナ損
  • 抵抗損
  • 誘電損
  • がいし漏れ損

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この過去問の解説 (2件)

01

架空送電線路で生じる電力損失は、送配電時に電線路で発生する損失で、選択肢にあるような原因で電力損失が起こります。

選択肢1. コロナ損

送電線の電圧が高くなると電線表面の電位傾度が増え、空気絶縁が破れてイオン化し、部分放電を起こし、これがコロナ放電で、電力損失を起こします。

コロナ放電防止対策は、いろいろな方法があります。

選択肢2. 抵抗損

電線に電流が流れると、電線の抵抗によって発熱し、それが電力損失となります。

選択肢3. 誘電損

誘電損は地中送電線で起こる電力損失です。

誘電損は、誘電体への充電や放電によって起こる損失です。

選択肢4. がいし漏れ損

がいしは絶縁体で電流の漏れは基本的にはありませんが、劣化して雨に濡れるなどによっては、わずかな電流ががいし表面から流れることがあり、それが電力損失となります。

まとめ

電力損失の要因はいくつかありますが、一般的には、電力損失は抵抗による損失として、計算されます。

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02

架空電線路の損失にはコロナ損、抵抗損、がいし漏れ損などがあります。

選択肢1. コロナ損

正となります。架空電線路においてコロナ放電により発生する損失で、コロナ損により誘導障害や通信障害が生じます。

選択肢2. 抵抗損

正となります。電線導体内部の抵抗により発生する損失となります。

選択肢3. 誘電損

誤りとなります。誘電損は誘電体への充電や放電に伴って発生する損失です。

選択肢4. がいし漏れ損

正となります。架空電線路において、がいしに発生する損失です。

まとめ

地中電線路の電力ケーブルの電力損失の問題も出ることがあるので暗記しましょう。

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