2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
2 問5
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 2 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線路のねん架の目的として、適当なものはどれか。
- 電線の着雪を防止する。
- 電線に加わる風圧荷重を低減させる。
- 電線のインダクタンスを減少させ、静電容量を増加させる。
- 各相の作用インダクタンス、作用静電容量を平衡させる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
架空送電線路のねん架の目的は
・近接設置された通信線路の誘導障害を防止する
・変圧器の中性点における残留電圧の発生を防止する
・各相のインダクタンス、静電容量の不平衡をなくすことで電圧・電流の電気的不平衡を防止する
誤りとなります。着雪防止には難着雪リング、ねじれ防止ダンパーなどがなります。
誤りとなります。風圧荷重は電気設備技術基準の解釈第58条に基づき計算して設計されます。
誤りとなります。各相のインダクタンス、静電容量の不平衡をなくすことが目的となります。
正となります。記述の通りです。
ねん架のポイントを理解し暗記しましょう。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
02
架空送電線路の各相の電線は、電線間と大地に対し、対照的な配列とはなっていません。
それゆえに、各相ごとに作用するインダクタンスや作用する静電容量が不平衡になっています。
不平衡は、変圧器中性点に生じる残留電圧、地絡保護に生じる支障、近接通信線への誘導障害が発生します。
ねん架はこれらを平衡化する効果があります。
誤
着雪対策は地域ごとにいろいろな方法が取られます。
誤
電技解釈58条により、架空電線の風圧荷重に対して強度対策が定められています。
誤
電線のインダクタンスや静電容量が不平衡化させ、ねん架の目的に反します。
正
冒頭で解説した通りです。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
令和5年度(2023年)後期問題一覧
次の問題(問6)へ