2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
2 問7

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 2 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

地中電線路における電力ケーブルの絶縁劣化の状態を測定する方法として、最も不適当なものはどれか。
  • 部分放電測定
  • 誘電正接測定
  • 接地抵抗測定
  • 直流漏れ電流測定

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この過去問の解説 (2件)

01

地中に埋設した電源ケーブルは時間とともに劣化してきますが、劣化状況はケーブル敷設の環境条件で変化します。

送電線が事故を発生する前に異常かどうかの状態を判断するのが、絶縁劣化測定法です。

選択肢1. 部分放電測定

直流や交流電圧が掛かった状態で、部分放電電荷量を測定し、絶縁状態を調べる方法です。

選択肢2. 誘電正接測定

シェーリングブリッジを使って絶縁物の誘電性正接(tanδ)を測定し、絶縁状態を調べる方法です。

シェーリングブリッジは、ホイートストンブリッジ回路に抵抗とコンデンサを組み込んだ回路です。

選択肢3. 接地抵抗測定

接地抵抗を調べても、ケーブルの劣化状況の判断はできません。

選択肢4. 直流漏れ電流測定

直流漏れ電流試験は、高圧ケーブルと遮蔽層の間に直流電圧を加え、漏れ電流が発生した時の値を時間特性に表して測定し、絶縁状態を調べる方法です。

CVケーブルの絶縁劣化の形態が水トリ―劣化の検出は残留電荷法と言いますが、活性診断ができない場合に、直流漏れ電流試験の方法を取ります。

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02

地中電線路における電力ケーブルの絶縁劣化の状態を測定する方法は以下の通りです。

誘電正接測定、絶縁抵抗測定、部分放電測定、直流漏れ電流測定などがあります。

選択肢1. 部分放電測定

正となります。解説の冒頭の通りです。

選択肢2. 誘電正接測定

正となります。解説の冒頭の通りです。

選択肢3. 接地抵抗測定

誤りとなります。接地抵抗値が既定の値以下かを調べるものです。

選択肢4. 直流漏れ電流測定

正となります。解説の冒頭の通りです。

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