2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
4 問3

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 4 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事の工程管理に用いる工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 作業間の手順が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。
  • 各作業の余裕時間が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。
  • 複雑な工事であり、他工種との関連性が把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。
  • 各作業の所要日数や日程が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。
  • 工事全体のクリティカルパスが把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。

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この過去問の解説 (2件)

01

バーチャート工程表は、縦軸に作業名を列記して、横軸に月日を列記し、各作業の始まりといつまで終了するかを棒線で作業日数を表す工程表です。

選択肢1. 作業間の手順が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

バーチャート工程表は、縦軸に作業ごとの進捗が記載されるため、作業間の手順が把握し易い工程表です。

選択肢2. 各作業の余裕時間が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

バーチャート工程表は、いつからいつまでに工事を終えるという工程表で、作業ごとに必要な人員と作業日数は分からないため、各作業の余裕時間が把握は困難です。

選択肢3. 複雑な工事であり、他工種との関連性が把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。

バーチャート工程表は、1つの業種が受け持つ工事工程を表しているため、他工種との関連性の把握ができません。

一般的には、複数の業種が、日時や作業場所が重なっているため、各業種がそれぞれの工程表を持ち寄って、輻輳作業をなくすように調整して、業種ごとの工程表に調整結果を書き込んで、他工種との関連性の把握をしやすいようにします。

また、工種間の作業調整は、定期的に調整を行う必要があります。

選択肢4. 各作業の所要日数や日程が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

バーチャート工程表では、各作業ごとに、日程(開始日と終了予定日)と所要日数が把握しやすい工程表です。

選択肢5. 工事全体のクリティカルパスが把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。

バーチャート工程表では、クリティカルパスは分かりません。

ネットワーク工程表を使えば、クリティカルパスが分かります。

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02

バーチャート工程表は最も広く使用され、縦軸に作業項目、横軸に暦日をとり、所要時間と作業時間の関係が分かりやすい工程表となっています。

選択肢1. 作業間の手順が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

正となります。記述の通りです。

選択肢2. 各作業の余裕時間が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

誤りとなります。各作業の余裕時間が把握しにくいです。ガンチャート工程表の説明記述となります。

選択肢3. 複雑な工事であり、他工種との関連性が把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。

正となります。他工種との関連性を把握しやすいのはタクト工程表となります。

選択肢4. 各作業の所要日数や日程が把握しやすいので、バーチャート工程表を用いた。

正となります。記述の通りです。

選択肢5. 工事全体のクリティカルパスが把握しにくいので、バーチャート工程表は用いなかった。

正となります。工事全体のクリティカルパスを把握できるのはネットワーク工程表(アロー形)となります。

参考になった数1